立地や住環境はもちろん、勤務先へのアクセスの方法も無視できない大切なポイントですよね。
土地勘のない場所で家を選ぶとき、何を基準にして選べばいいのか迷ってしまうかと思います。
そこで、本記事では、通勤時間の理想はどれくらいか、通勤方法や家の選び方などについてご紹介したいと思います。
とはいえ、ここで紹介することがすべてではありませんし、最終的に自分が住んで居心地がいいという環境が最適ですので、一つの判断材料として参考にしてみてください。
理想の通勤時間は「29分」
通勤時間とは、家の玄関から出て会社に入るまで(ドアtoドア)の時間を指します。
そして、理想の通勤時間は29分と言われています。
家から出て勤務先に着くまで30分以内となると、勤務先にかなり近い場所に住んでいないと難しそうな時間ですよね。
通勤時間が1時間以上になると、幸福度は下がると言われています。
首都圏の平均通勤時間は約1時間であることを考えると、通勤時間は1時間が一つの基準となっていると言えるでしょう。
理想の通勤方法は「生活スタイル」によって変えるべき
理想の通勤方法は、その生活スタイルによってさまざまです。
まずは、自分がどんな生活をしたいのかをベースに、住む場所を選ぶことが必要になります。
そのうえで、多くの社会人がどんな通勤方法を使っているのか、通勤方法の選び方はどうすればいいのかをご紹介します。
首都圏は「電車通勤」、地方部では「自家用車通勤」が主流
首都圏では電車通勤が主流です。通勤時間を抑えたいなら立地のいい場所を選ぶことになります。
しかし、近年は、家賃や住宅購入費用を抑えるため、通勤時間が1時間程度の郊外に居住している方も多く、ベッドタウンとして注目されている場所が多数あります。
1時間以上かかってもいいという方は、県外も視野に入れて電車通勤を選ぶのもいいでしょう。
その場合は、始発か途中始発の駅が最寄り駅になっているエリアを選ぶと、通勤ラッシュ時も座れるのでおすすめです。
一方、地方部では、自家用車通勤が主流になっています。
自宅や勤務先が最寄り駅から遠かったり、駅に駐輪場がなく自転車を預けられないなどの理由からです。
そういったところでは、駐車場もあり、自家用車通勤も認められている場合がほとんどでしょう。
首都圏での自家用車通勤や地方部での電車通勤は難しいものがありそうです。
理想は、首都圏なら通勤時間が45分程度の電車通勤、地方部なら30分程度の自家用車通勤と言ったところでしょう。
プライベート重視なら会社から数駅離れた場所で「電車通勤」
休日に会社の同僚に会いたくない、仕事とプライベートはきっちり分けたいという方は、会社の最寄り駅などから数駅離れた場所からの電車通勤がいいでしょう。
あまり離れすぎると通勤時間が長くなり、帰宅後のプライベート時間が取れなくなりますので、電車に乗る時間は30~40分程度がいいかと思います。
通勤時間を短縮したいなら会社の近くで「徒歩もしくは自転車通勤」
とにかく早く家に帰りたいという方は、勤務先か勤務先の最寄り駅近くから徒歩もしくは自転車通勤がいいでしょう。
渋滞に巻き込まれず、待ち時間なども発生しないのでスムーズに退社できますし、通勤時間が短ければそれだけ帰宅後のプライベートを充実させることができます。
自転車なら20~30分程度、徒歩なら15分程度がいいかと思います。
ただし、自転車や徒歩での通勤は天候によってはかなり過酷になります。
豪雨の際の通勤方法なども考えておくと安心です。
迷っているなら「家賃」か「通勤時間」で決める
生活スタイルと言われても特にこだわりがないという場合は、家賃をとるか通勤時間の短縮をとるかできめるといいかと思います。
家賃をとるなら、駅が近い・周囲に大型施設がある・複数路線が使えるなどの条件は諦めることになるでしょう。
その分、家賃は2~3万円ほどは抑えられると思います。
浮いたお金でプライベートを充実させることもできます。
通勤時間の短縮をとるなら、多少家賃が高くても、会社から近い・会社の最寄り駅に近い物件を選ぶことになるでしょう。
通勤時間が短縮できれば、その分自分の時間を捻出することができるので、結果的に幸福度は高くなると思います。
家賃の目安は給与の30%以内と言いますし、4人のうち3人は家賃で済む場所を選ぶそうです。
給与が少ないうちは多少離れても家賃を優先し、ある程度余裕が持てるようになったら近い場所に移動するという人が多いです。
まとめ
今回は、理想の通勤時間や通勤方法、それに伴う理想的な家の立地についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事をまとめると
・理想の通勤時間は29分
・通勤方法は生活スタイルから決める
・通勤時間が1時間以上かかってもいいなら県外も狙い目
それぞれの理想は生活スタイルや考え方によって大きく異なると思います。
仕事中心にしたいのか、プライベート中心にしたいのかをはっきりさせてからの方が、理想を模索しやすいと思います。
この記事を参考に、理想の通勤を目指してみてくださいね。