今月、アフリカのケニアにて、「まるで人魚のような生き物が海岸に打ち上げられている」と話題を呼びました。
人魚といえば、神話上の生き物です。架空の存在として知られていますが、実際に遥か昔から「人魚伝説」というものは存在します。
人魚を見たという目撃情報も、今回だけではありません。果たして本当に架空の存在なのでしょうか。
特に今回人魚の映像を撮影されたとされるアフリカは、いまだに魔女が存在し、占い師の存在も大きい地域です。
もちろん、人魚の存在を信じている人もいます。
今回撮影された人魚は、果たして本物なのでしょうか。
また、人魚は実際にいるのでしょうか。こちらのニュースについて本記事では詳しく紹介していきます。
打ち上げられた人魚はどんな姿?
まず今回、打ち上げられた人魚の姿がよくわかる動画がこちら。
https://youtu.be/gw-4fLhx-Rw
こうしてみると、かなりリアルな映像であることがわかります。
人魚のような姿をした存在が打ち上げられ、多くの人に周りを囲まれています。
ヒレや体を不思議そうにぺちぺちと触っている姿は、突如あらわれた伝説の存在に興味しんしんであることを表しています。
また4/6にはTikTokで動画もシェアされ、「本物の人魚」として瞬く間に話題になりました。
映像を見る限り、確かに本物の人魚に見えなくも無いのですが、動画を見た人の中には、
「魚に襲われている人間なのではないか」
「子供が大きな魚に食べられているように見える」
というふうに見る人もいました。
この謎の生き物の正体は、一体何なのでしょうか。
・打ち上げられた謎の生き物の正体は?
人魚のような謎の生き物について、ケニアの警察と南アフリカのミューゼンバーグ警察はフェイクであると断定しています。
子供が魚に襲われたという報告もなければ、人魚が浜辺に打ち上げられているという報告もないとのこと。
その後、この動画が合成であるということが正式に判明されました。
子供や人形、そして本物の魚を使用しデジタル加工を施したものであるということがわかったのです。
映像をよく見てみると、人魚の指が消えているような部分があり不自然です。
また砂の質感がおかしい部分があります。
アフリカでは話題になったこちらの映像でしたが、警察が映像をフェイクであると認めている以上、これ以上噂が広まることはありませんでした。
せっかく本物の人魚として話題になったにも関わらず、フェイクであるということで残念に思った人も多かったでしょう。
・過去に目撃された人魚は?
人魚の歴史は遥か昔に遡ります。
紀元前72年ごろ、今でいう人魚のような存在がレリーフに描かれました。
上半身が人間の男性、下半身が魚という姿です。
人魚という存在が認識できるものの中では、こちらが1番古いとされています。
また日本の書物にも、はるか昔に人魚という存在が登場したことがありました。
「日本書紀」にて、人でも魚でもない生物が存在するという旨が記されているのです。
平安時代の書物には「人魚」という呼称も登場していますが、今の見た目とは少し異なっています。
また実際に人魚を目撃した例として語られているもので有名なのは、コロンブスです。
1493年にコロンブスは、3匹の人魚が飛び上がる姿を見たと記録しています。
ドミニカ北岸、アフリカ西岸で見たということで記録されていますが、のちの研究によりこれは間違いではないか? と言われています。
そのほか、オランダのエーダムにて人魚のような女性が発見されたこともあります。
水の中にいた彼女は裸の姿であり、人々からお風呂に入れられ服を着せられ食事をもらいました。
彼女と会話が成立しなかったことと、発見された時の姿から、人魚ではないかという噂がたちました。
その後彼女は、人魚ではなく異国の人だったのではないか? という話に落ち着いています。
その他、2017年にブルガリアで人魚の死体が発見されたものの、映画「パイレーツオブカリビアン」のセットであったり、テキサスの海岸に人魚が打ち上げられたと思ったらアーティストの作品だったりなど、たびたび人魚の目撃情報は話題になりますが、本物であるという確たる証拠はなく噂は消えていきます。
「人魚は空想上の生き物である」とされていますが、これだけ話題に上るということは、人々はどこかで「人魚がいてほしい」と思っているからこそではないでしょうか。
・最後に
以上、アフリカで発見された謎の人魚の正体について紹介しました。いかがだったでしょうか。
結局人魚の映像はフェイクだったことがわかり残念ではありますが、神秘的で素敵な映像であることは変わりありません。
また人魚という存在は昔から伝えられており、人々がロマンを感じていることもわかるでしょう。
もしかすると、今後も新しい人魚目撃情報が出てくるかもしれません。
以上、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。