洗脳は、ポイントさえ押さえておけば誰にでも行うことができる心理操作です。
また反対に解除を行なうこともできます。
この記事では、洗脳の方法と解除方法について紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
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洗脳とは
通常、人は自分の判断で意思を決定し、行動を起こします。
しかし、時には意識・無意識を問わず、他者によって意思を決定し行動を起こすことがあります。これが「洗脳」といわれる状態です。
たとえばニュースなどで営利団体の関係者による洗脳を受け、多額の寄付を行ったというような話題を見聞きすることがあるでしょう。
またこれらの大事件だけではなく、身近なところでもモンスターペアレントや毒親による支配を受けている人がいるという話があります。
これは、親による子の「洗脳」が原因で引き起こされる悲劇です。
洗脳は、ポイントをおさえるだけで、誰にでもできる心理操作です。
洗脳する側がポイントを理解していなくても、無意識下でポイントを踏まえた躾や指導を行っている場合、受け取る側は洗脳された状態になるのです。
また解除も同様に、ポイントをおさえて実行すれば、誰にでも解除が可能です。
洗脳の行い方
洗脳は5つのポイントをおさえることで、誰でも誰にでも洗脳することができます。
ここではそのポイントを一つずつ見ていきましょう。
洗脳するターゲットを孤立させる
洗脳したいターゲットと外界の接触を断絶させます。
家族であれば家庭から出さない、企業や団体であれば薄暗い一室に閉じ込めるなどターゲットが余計な情報を得られない状態を作ります。
相談相手がおらず、情報を得ることができない環境に置いてターゲットはどんどん精神的に不安定な状態になります。
ターゲットから思考能力を奪う
ターゲットの言動すべてを否定することで、自己否定を始め無力感や無気力な状態になるように追い込みます。
「役に立たない」「存在している必要がない」など存在を否定されることでターゲットは自己否定を始め、相手からの要求を無条件で受け止めるような心身状態に陥ります。
ターゲットに二元化を意識づけながら要求を選ぶよう誘導する
判断力と気力が低下したターゲットに、現在の状況から脱却するための最善の方法として、洗脳側の目的(多額の寄付や団体への加入など)を織り交ぜた選択肢を提示します。
中でも洗脳側の目的にあった選択肢が、本人や周囲のためである最善の方法であることを印象付け、その選択肢を選ぶよう誘導します。
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繰り返し要求をインプットする
選択した項目に対し、ターゲットが疑問を持たないように、繰り返し「最善の選択ができた、これ以上の正解はない」と繰り返し教え込みます。
「家族のため」「会社のため」「社会のため」とターゲットが安心できるような理由付けをすることで、その要求は受け入れられやすくなるでしょう。
理由付けされることによりターゲットが安心感を覚え、疑問を持たず以後も同じ要求に対し同様の選択肢を選ぶようになります。
洗脳の解除方法
いったん洗脳されたターゲットを洗脳から解放するには2つのポイントをおさえながら対処します。
自分自身を客観視し、冷静に判断する
洗脳の際に他者から刷り込まれた意識は、信じているようでも心のどこかに疑問を持っているものです。
ターゲットの心に疑問が浮かんだタイミングで「それは本当に正しい選択なのか」を
自分の中でもう一度考えてみることが必要です。
鏡の中に映った自分の顔を見ながら「自分の判断は正しいのか」「なぜそう思うのか」を繰り返し問いかけてみましょう。
周囲からアドバイスを求める
ターゲットの中に疑問が浮かんだタイミングで、できるだけ多くの人に意見を聞いて、自分で判断を下しましょう。
完全に洗脳された状態では、周囲の声は中々受け止められなくなっています。
できるだけ早い段階で、周囲にアドバイスを求め、第三者の客観的な意見を取り入れるようにすると、洗脳されかかった意識を取り戻すことができます。
洗脳後も相手の話を「それは違う」と遮断・拒否するのではなく、「そういった見方や意見もあるのね」とまず洗脳された内容以外の事実があることを認識して受け止めるようにしましょう。
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まとめ
洗脳は、限られた社会の中で起こるものではなく、私たちの身近でも行われている心理操作です。
「洗脳される人は心の弱い人だ」といわれることもありますが、決してそういったことはありません。
洗脳する側の意図が、ターゲットにぴったりとあてはまったときに洗脳が行なわれます。
この記事でも述べたように洗脳はポイントさえ押さえておけば誰にでも可能です。