人付き合いを考える上で、洗脳しようとする人に接触しないことが重要です。
「洗脳」と聞くと、宗教やカルト教団のようなイメージを持つ人がいるかもしれませんが、近隣住民など身近な人によって洗脳される可能性があることを忘れてはいけません。
自分が気付かないうちに洗脳されていることもあるので、洗脳しようとする人に近づかないようにする必要があります。
洗脳しようとする人に接触しないために、特徴や行動を把握しておくようにしましょう。今回は洗脳しようとする人の特徴や行動、対処法について解説します。
洗脳しようとする人の特徴
ここでは、洗脳しようとする人の3つの特徴について説明します。
- 価値観を押し付ける
- プライドが高い
- 管理しようとする
それぞれ説明しますね。
価値観を押し付ける
洗脳しようとする人は自分の価値観を他人に押し付けようとする傾向があります。
潜在的に自分の意見が正しいと思っていることで、他人の価値観を尊重せずに自分の主張を押し通そうとすることがほとんどです。他人の発言に対して、「いや」「でも」と否定し、意見を聞くだけ聞いて結局自分の価値観を相手に押し付けることになります。
自分の価値観を他人に押し付けるのは、自分の思い通りに他人をコントロールしようする気持ちの表れだといえるでしょう。
プライドが高い
洗脳しようとする人は「他人よりも自分の方が優れている」と考えていることがあり、プライドが高い人が一定数います。
プライドが高いことで「他人よりも優れている」という心理作用が働き、他人をコントロールしようとするでしょう。
プライドの高さを自己成長につなげるのではなく、他人を洗脳することで支配欲を満たそうとすることがあります。
管理しようとする
洗脳は対象者の行動を制限することにつながるので、束縛など管理しようとする傾向があります。
束縛などで管理することで対象者の自由を奪い、その状況に疑問を抱かないようにします。
誰にも相談できないことによって自分で考える力が徐々に無くなっていき、支配されやすい状態に陥るでしょう。
洗脳しようとする人にとって対象者を管理することは、自分に依存させる前段階のようなものだといえます。
洗脳しようとする人の行動
ここでは、洗脳しようとする人の3つの行動について説明します。
- 言葉で説明しない
- 意見を聞き入れない
- 判断を急かす
それぞれ説明しますね。
言葉で説明しない
誰しも他人と意見が相容れない時や不機嫌な時ってありますよね。
そのような時は相手と話しあって妥協点や解決策を模索することになりますが、洗脳しようとする人は言葉で状況説明せずに態度で示すことがあります。
言葉で説明せずに態度で示すのは、「相手が自分の言うことを聞いてくれるだろう」という気持ちの表れです。
洗脳しようとする人に合わせて応じてしまうことで、次第に大きな行動を招いてしまうかもしれません。
意見を聞き入れない
洗脳しようとする人は「自分の意見が正しい」と思っているので、他人の意見を聞き入れることはほぼありません。
洗脳しようとする人の行動は人によって異なり、ネガティブな批評をしたり、他人の意見に対して攻撃的になることがあります。
他人の意見がどんなに正論でも自分が間違っているとは疑わないので、意見を聞き入れることはないでしょう。
判断を急かす
洗脳しようとする人は自分の意見を押し通そうとすることで、判断を急かすことがあります。
判断を急かすのは考える時間を与えず、冷静な判断をさせないためです。
冷静な判断によって洗脳しようとする人の意見に不都合な点が見受けられることがあり、それを指摘されないように判断を急かすことにつながります。
判断を急かされることでペースが乱されてしまうので、一呼吸おいてから自分の考えを整理することが重要です。
洗脳しようとする人への対処法とは
洗脳しようとする人への対処法は人によって異なりますが、自分の気持ちを優先して適度な距離感を持って接することが重要です。
距離感を見誤ってしまうと相手のペースにハマってしまい、気付かないうちに洗脳されてしまうことがあります。
適度な距離感を持って接することによって俯瞰的に物事を精査でき、自分の気持ちを優先した上での意見を出せるでしょう。
「嫌われたらどうしよう」「不快にならないか心配」など、自分の気持ちを優先せずに相手の気持ちを尊重しすぎることで隙を与えてしまいます。
相手の気持ちよりも優先すべきは自分です。自分の気持ちをしっかり持って、洗脳しようとする人には近づき過ぎないようにしましょう。
まとめ
洗脳しようとする人はプライドが高く、自分の価値観を押し付けようとする傾向があります。
これらは自分の意見が正しいと考えており、他人よりも優れているという気持ちの表れだといえるでしょう。
他人との意見が相容れない時や不機嫌な時には言葉で状況説明せずに態度で不快感を示し、意見を聞き入れないことがほとんどです。
自分が間違っているとは疑っておらず、「迎合されて当然」と考えている可能性があります。
このような状況に陥らないようにするには、自分の気持ちを優先して適度な距離感を持って接することが重要だといえます。