DX事例

(給料が減る?)運送業の2024問題とは?わかりやすく解説

(給料が減る?)運送業の2024問題とは?わかりやすく解説

今回は、来年2024年に日本でおきる『2024年問題』について紹介いたします。

過去に『2025年問題』についてご紹介しました。

 

2025年問題は団塊の世代が65歳以上を迎える年になり、労働人口が激減するという問題です。

その数800万人にもなります。

国民の4人に1人が後期高齢者になり、労働人口が減少、社会保障費の増大など日本では大きな課題となっています。

 

2024年問題運送業

出典:YouTube

こちらのニュースで解説されていますが。

ドライバー(自動車運転業務)は一般則とは別の取り扱いとなり、2024年4月から、年960 時間の時間外労働の上限規制が適用されます。

こととなります。

 

そのため、今まで年に960時間以上の残業をしていた、運送業の方が働けなくなると言うことになります。

 

残業時間が年960時間はどのらいかというと

大体、ひと月80時間ぐらいです。

 

週休二日だと一日4時間前後の残業になります。

ドライバーの方々は過酷だと思われるかもしれませんが。

 

すべてのドライバーが年に960時間の残業をされているわけではありません。

出典:厚生労働省

このデータから分かるように大体平均的には

年間360〜410時間ぐらいのようです。

 

では、年間残業時間が960時間を超えるドライバーの割合を見ていきます。

大体運送業回の平均時間は

出典:公益社団法人日本トラック協会

 

このように約27%ぐらい年間960時間の残業時間を超えるようです。

大体、3人に1人ぐらいですね。

 

トラックドライバーの給料が激減?

紹介したニュースのように、給料が下がってしまって生活に困る

と感じている人もいます。

 

ただ、2023年の4月からは中小企業でも月60時間以上を超える残業は、従来の1.25倍ではなくなり1.5倍に変わります。

なので、2023年〜2024年4月頃までは、ドライバーの方の残業代が少し上がることになります。

 

しかし、2024年の改正からは残業時間自体が減ることになるため、ドライバーの給料は減少します。

 

労働時間は減少するけど業務は変わらない

出典:国土交通省 最近の物流政策について

今まで、日本の物流を支えてきたドライバーですが、今後はかなりのドライバー不足も起こってくることが予想されます。

1:長時間労働が出来なくなった

2:求人倍率が常に高い(慢性的な人手不足)

3:2025年問題による労働人口の減少

このような背景からも、現在の物流を維持することは難しくなっています。

 

実際に

2025年『28%』

2030年『35%』

(情報元:野村総合研究所)

のものが運べなくなると推測されています。

 

この状況について皆様はどう思われますか?

『不便になる』

『困る』

『気にならない』

など、いろいろな意見があると思います。

 

ただ、無いものは無いのだから仕方ないので、どうしていくかが大切だと思ういます。

10年前にAmazonや楽天などの即日配達は今ほど利用している人はいなかったですよね?

 

確かに、すぐ届けてくれるこまめにオーダー出来るという利便性は大きいですが、産業自体が継続出来ないのであれば、商品をまとめて配達や即日配送をなくせばいいのでは無いでしょうか?

特に、Amazonで購入したものが今日明日届かなくても少し困る人はいても、○ぬようなことはないと思います。

 

日本は、資源もない、広大な土地も平らな土地もない、地震や台風が来るような過酷な環境で恵まれたものが無い状態だからこそ発展した国と思います。

なので、ここは業界のDXをするなどでこの課題をクリアできるのでは無いかな?と考えています。

 

因みに私たちも、業界は違えど、2025年問題が迫っていることから、業界のDXは必須となっています。

 

ビルメンテナンス業界の求人DXについて気になることは問い合わせフォームからご相談ください!

 

RELATED

関連記事

NEWPOST

新着記事

掲載記事から探したいキーワードを入力してください。

HOTWORD

注目ワード