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光触媒抗菌コーティング剤はどう選ぶ？「酸化チタン」「酸化タングステン」成分に注目！

コロナ禍において清掃や薬剤噴霧によって菌やウイルスを除去するのではなく、そもそも付着しないようにする「抗菌・抗ウイルスコーティング」の施工技術が注目されています。

エレベーターのボタン、エスカレーターの手すり、電車やバスの手すりやつり革、トイレのドアノブなどいわゆる高頻度接触部分（コンタクトポイント）に対して有効成分でコーティングを施し、建物や施設のコロナウイルス対策をサポートします。

抗菌・抗ウイルスコーティングの成分の種類には主に以下の３種に大別されます。
①光触媒
②銀イオン
③プラチナ

それぞれの特徴がありますが、今回は株式会社S.K.Y.QUESTの扱う光触媒の抗菌・抗ウイルスコーティング剤「メディカルナノコート」の製品をご紹介します。

1.抗ウイルスコーティングのパイオニアによるアースプロジェクト

2022年3月に米レポートオーシャン社が発行したレポートでは、抗菌製品の世界市場は、2020年には約270億4000万米ドルとなり、2021～2027年には2.3%以上の健全な成長率で成長すると予想されています。

コロナ禍に入って急激に脚光を浴びている業界ではありますが、10年以上の世界的な市場実績を持つのがナスクナノテクノロジー社です。

ナスクナノテクノロジー社の製品は、世界最高峰の触媒技術を誇り、2009年の新型インフルエンザの流行の際に開発された抗ウイルスコーティング剤は、抗ウイルスコーティング剤として世界で初めて国際空港でも導入されました。

以来10年以上、ナスクナノテクノロジー社は感染対策や抗ウイルス製品開発におけるパイオニアと認知されています。

S.K.Y.QUEST（スカイクエスト）株式会社はナスクナノテクノロジー社と業務提携を行い「人々の健康を守り、安心安全を提供する」ためにアースプロジェクトを始動しました。

プロジェクトの第一弾は、ナスクナノテクノロジー社の高いナノコーティング技術をより多くのお客様に提供することです。

これまでの日本におけるメディカルナノコートの実績としては、空港、市役所、高級ブランド店舗、美術館、劇場、ホテル、大学、医療機関、神社などがありますが、今後もますますニーズに応えていきます。

２社の提携により今後拡大していくニーズに対して柔軟に対応できるようになりました。

2.光で反応する、光触媒とは？

光触媒は、光を吸収して化学反応を促進する物質の総称です。

太陽や蛍光灯などの光が当たることにより、表面に強力な酸化力を生じさせ、表面に接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を分解し、除去します。

環境問題を中心とした身の回りの様々な局面、大気、土壌の浄化から、除菌。抗菌、セルフクリーニングなどに利用できます。

3.光触媒に使用されることの多い「酸化チタン」の危険性

光触媒の代表的な材料として酸化チタン(TiO₂)が良く知られています。

酸化チタンは光が当たると空気中の水と酸素から、活性酸素とＯＨラジカルという物質を発生させます。

この酸化・還元反応によって細菌やウイルスなどの有機物を二酸化炭素と水に分解します。

酸化チタンはその他にも、塗料やインキ、紙、プラスチックなど幅広い用途に使われています。

《酸化チタンの主な用途》
塗料：自動車、建築、船、電化製品など
インキ：段ボール箱用印刷インキ、食品や飲料などの包装フィルム用インキなど
製紙：包装用紙、コピー用紙など
プラスチック：スーパーの買い物袋、看板など
繊維：ワイシャツ、カーテン、マットなど
ゴム：ゴルフボール、運動靴など
化粧品：日焼け止め、ファンデーションなど

酸化チタンは近年、有害とみなされるようになってきています。2月18日、欧州連合は、危険有害化学品の分類、表示、包装に関して規制を開始しました。

酸化チタンを発がん分類区分2（吸入）に分類する旨の官報を公布し、2021年10月1日を適用開始日以降、1％を超えて酸化チタンを含有する製品には、特定の警告表示及びラベル表示が必要となっています（JETROのサイトより：https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/04/e76813f0a19fd209.html）。