ソフトバンクロボティクス「Whiz」&佐藤電気製作所

「Whiz」の導入で整理整頓に対する意識まで変わりました

「Whiz」の導入で整理整頓に対する意識まで変わりました

ソフトバンクロボティクス「Whiz」&佐藤電気製作所

ソフトバンクロボティクス「Whiz」&佐藤電気製作所

 

ソフトバンクロボティクスの除菌清掃ロボット「Whiz」を工場で運用している株式会社佐藤電機製作所の萩原行雄さんに、導入に関する話を伺う機会をいただきました。

 

▲今回インタビューにお答えいただいた製造部長の荻原行雄さんと、Whizの運用を担当する製造部課長の芦澤紀行さん
▲今回インタビューにお答えいただいた製造部長の荻原行雄さんと、Whizの運用を担当する製造部課長の芦澤紀行さん

 

━━導入を行うことになった経緯を教えてください。

「弊社は金属加工を得意としており、集塵機の前で作業を行いますが吸いきれなかった鉄粉等が工場内に舞い上がります。

そのため、朝夕の2回、全職員で清掃を行うことになっています。その労力を削減できないか、上司から「Whiz」導入の提案がありました」

 

━━普段の清掃はどのような道具を使って、何分ぐらい行っていたのでしょうか?

「30人いる職員が一斉にホウキ、掃除機を使って10分程度の掃除を行います。

たった10分ですが、時間に換算すると300分。これを朝夕行うので清掃に相当な時間をかけていることになります」

 

━━導入前、清掃ロボットにどんな印象を持っていましたか?

「正直なところ、たいして楽にはならないだろうな……と考えていました。工場は朝が一番番汚いんです。宙にまった鉄粉が人のいなくなった夜に下りてくるので。

 

Whizを初めて動かしたとき、通ったところがはっきりわかるほどきれいになっていき、こんなにきれいにできるものかと驚いたことを覚えています。今ではどのフロアでWhizを動かすか奪い合いになるほどです」

 

━━導入にあたり、どんなレクチャーや研修を受けましたか?

「商品が到着した後、マニュアルをパラパラと見ていましたが、実際に受けたのはオンラインのレクチャー(60分程度)だけです。それだけで使い方が十分に理解できるほど簡単です」

 

━━普段はどういった運用をされているのでしょうか?

「Whizは私を含めた3名で管理をしています。朝電源を入れて動かし始め、バッテリーがなくなった時点で充電。

ある程度充電が終わったら状況に応じてルートを変更して再度動かし、充電を仕掛けて帰るといった感じです。

日中は常に稼働させるため、バッテリーをもう一つ用意する必要があると考えています」

 

 

▲日中、職員とともに常時稼働している。1度の充電で約3時間稼働する
▲日中、職員とともに常時稼働している。1度の充電で約3時間稼働する

 

▲ホームロケーションコードを読み込んでから清掃エリアの外周のみ登録するとティーチングが手軽にできる「スマートルート作成」を活用
▲ホームロケーションコードを読み込んでから清掃エリアの外周のみ登録するとティーチングが手軽にできる「スマートルート作成」を活用

 

▲あとは内部を網羅するようAIがルートを自動作成してくれる
▲あとは内部を網羅するようAIがルートを自動作成してくれる

 

━━夜間は動かしていないのですか?

「夜間はセコムで警備をかけており、動いているWhizが防犯センサーに感知されるため使用していません。

また、工場が広く、夜間の作業の途中でバッテリーが切れてしまうことも懸念しています。

 

ソフトウェアのバージョンアップでタイマー機能が追加されるとのなので、新たな運用方法を検討していきたいと思います」

 

━━日中稼働していて職員の方が邪魔に感じるとことはないでしょうか?

「最初は違和感もあったかと思いますが、作業の邪魔だとクレームになるほどではありませんでした。

衝突しそうな時は止まりますし、右に移動する際は右のウィンカーが点灯するので、どちらに行くか予想ができます。

今ではすっかりWhizが動いている風景が当たり前のものと受け入れられています」

 

━━工場の床材について教えていただけないでしょうか?

「コンクリートに工場床用塗料を塗っています。光沢のあるものと光沢のないもの、2種類の塗料を塗っていて、光沢のある方は汚れが目立つ分、Whizが常時稼働していることで綺麗な状態を保てていることを実感します」

 

━━Whizのメンテナンス性はいかがでしょうか?

「主に必要なのはバッテリーの充電とゴミ袋の交換だけで、特に手間に感じる部分はありません。

 

ただ、ちりとり部分に溜まった大きなゴミを除去する際、本体をひっくり返す必要があります。本体の重量がそれなりにあるので、ここは女性には任せづらい部分でしょうか」

 

━━導入の結果、工場にはどんな変化があらわれましたか?

「朝夕の清掃にかかる手間は格段に減り、時間も半減しました。

人の手で行っていた清掃はやり方もきれいの基準がバラバラでしたが、今は工場の床が常に清潔な状況を保てている印象です。

 

また、効率よくWhizに清掃してもらいたいからと普段から足元を片付けたり、出しっぱなしになっていたものをしまうようになったりと、職員全員の整理整頓に関する意識も変わってきました。

 

これだけ簡単にきれいにできるのなら、もっときれいにできないものかと欲も出てきました。Whizの導入によって、清掃に対する意識だけでなく、仕事の取り組み方自体を見直す良い影響があったと思います」

 

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導入企業紹介
株式会社佐藤電機製作所
1951年に東京三鷹市で測定器の修理を請け負う町工場として創業。その後、精密板金加工業に事業を転換し。創業者の出身地である山梨にて、事業の拡大を続け医療機、航空機分野にも進出している。今回は山梨工場にお邪魔した。

「Whiz」についての詳細は

ソフトバンクロボティクス

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