しかし私たちが生活していく上で精神的な負荷がかかる場面は様々あります。
人間関係、仕事、金銭、家庭、学業など環境や生活または年齢によって要因は変わってきますが、その全てでまったく精神的に苦痛が無い人は稀だと思います。
そのような精神衛生上良くない状況を続けていると、メンタルは壊れてしまいます。
本記事ではそんなメンタルについて、メンタルは壊れたら戻らないのか。また最強のメンタルを作り方として紹介させて頂いていますので、是非最後まで読んで参考にしてください。
メンタルが壊れやすい人の特徴
メンタルが壊れる事は社会で生活していく以上、誰しもその危険を持ち合わせています。
しかし、メンタルが弱い人には以下で紹介するような特徴が見受けられますので、当てはまる方は特に注意してください。
ネガティブ思考が強い
物事に対して悪いことが起きることを前提に考えてしまいがちで、最悪の事態を常に考えてしまう傾向にあり、失敗することが不安で、行動や発言をする前から悩んでしまいます。
依存性が高い
自己評価が低く、自分に自信がないので判断を他人に委ねようとします。
そのため、心を許した相手に依存する傾向があります。また優柔不断な性格でネガティブ思考の為、常に悪い状況を想定してしまい、自分では決断できないことも影響します。
失敗することを極度に恐れている
他人にどう思われるかを気にする傾向が強く、失敗して周囲に恥ずかしい面を見せる事を極端に恐れていて、発言や行動時には周囲の目が極端に気になってしまいます。
緊張しやすく本番に弱い
練習をしっかり積み重ね、準備万端で本番を迎えても緊張から本来の力が発揮できない事もメンタルが弱い人の特徴です。
また「他のやり方があったかも」「忘れていることがあるのでは」と本番中や本番後であってもくよくよ悩んでしまう傾向があります。
イレギュラーに弱く、待つことが苦手
自身の頭の中で描いた構想からずれてしまうようなイレギュラーな状況に弱く、事が思ったように進まないとパニックになってしまう場合もあります。
不本意に待たされる状況があると、予定や計画からずれてしまうので、不安が次第に大きくなり、テンパってしまう事があるのもメンタルが弱いと起こりやすいです。
断ることが苦手で、恒常的に無理をしてしまう
断る事で相手に「嫌な印象を与えてしまうのではないか」と考えたり、「二度と頼まれたり誘われたりしなくなるのでは」と考えてしまい、断ることができない人です。
また他人にどう思われるかを気にする傾向が強いため、失敗しないようになんとか対応をしてしまうので、周囲から「あの人ならやってくれる」「断らない人」と認識され、さらに無理な依頼や誘いが舞い込み、結果恒常的に無理をする状況になってしまいます。
言いたい事が言えず、溜め込んでしまう
自分の意見を相手にぶつける事が出来ない人もメンタルが弱い人の特徴です。
頭の中だけで「こうだったら良いのに」「それは間違っている」と思うだけで言葉にせず、意見を溜め込んでしまう人もメンタルに負荷がかかります。
一度メンタルが壊れてしまうと戻らない
メンタルは繊細かつ複雑に構成されています。
ガラスのように衝撃に弱く、脆いので壊れやすいです。また壊れてしまった場合元に戻す事は困難となります。
時間を掛け、適切な処置をおこなう事で、表面上は治ったかのように見えるかもしれませんが、一度壊れてしまったメンタルは更に衝撃に弱くなります。
本人にしかわからない苦しみ、痛みからなかなか解放させてくれません。
メンタルが壊れてしまった過去は変えられませんが、これからの未来は自分で選んで進んで行く事ができます。
心が壊れそうと感じる、または万が一心を壊してしまったらまずは頑張る事をやめて、しっかり心を落ち着かせられる環境で休ませてあげてください。
そして傷が十分癒えたなら自分が望む未来に向かって進んで行きましょう。
最強メンタルの作り方
現在メンタルが弱い人と自覚がある人でも、意識や行動または思考を変える事でメンタルを強くできます。
ネガティブな思考をやめ、意識的にポジティブに捉える
失敗をしても「自分は何もできないダメなやつ」と思わず、「今回の失敗は次に生かせる」「本番に失敗しておいて良かった」など意識的にポジティブな思考で捉えるようにする事で自身を落ち込ませたり、追い込んだりしないようにしましょう。
また対人関係であっても、同じです。「あの人には嫌われている」「みんなで集まって私の悪口を言っている」など思い込まず、ポジティブな思考で接する事で解決する場合もあります。
ストレスと上手く付き合い、発散できる趣味や交友関係、環境をつくる
ストレスフリーで生きていける人はそんなに多くありません。生活していく上で様々ですがストレスを感じている人が大半だと思います。
そのストレスを溜め込まないように、適度に発散することはとても大切で、現在そういった場所が無い場合は自分が打ち込める趣味を見つけるのも一つの手段かと思います。
相談できる相手を見つける
ストレスや愚痴を共有できる相手がいる事はとても大きな支えとなります。
相手に依存しすぎるのは良くないですが、自分の不安や想いをある程度打ち明けられる相手がいる事は、メンタルを強くする上でとても重要です。
不安に思っている事をノートに書き記す
不安に思っていることをノートに書き記すことで、自身が悩みや不安の根本となっているものが明確になり、対処しやすくなります。
また書く事で、ストレスが発散されることもあります。
適度な運動を習慣的におこなう
適度な運動は健康や勉強効率アップなど様々な効果が認知されていますが、ストレスや不安の解消にも効果があるとされています。
自身に合う無理なく続けられるウォーキングなどから初めてみるのも良いかと思います。
睡眠をしっかりとり、休養を設ける
ネガティブな思考は夜寝られないときに考えてしまう事が多くあります。まずは睡眠をしっかりとり、感情をコントロールできるように体調を整えましょう。
夜なかなか眠れない場合は、朝は早起きをして、太陽の光を浴びながら体操や運動をすることで体内時計がリセットされ、夜に眠たくなるよう改善されますので試してみて下さい。
まとめ
メンタル、心の病は人から理解してもらい難く、無理をして壊してしまう人が多くいます。
人にどう思われるかよりも、自分がどう思うかを考え、時には現状から逃げる事も必要です。
またメンタルが弱いと自覚がある人は最強メンタルの作り方を参考に自分自身を改善していくことも大事かと思います。