皆さんはどう思われますか？

生息地が異なる二者ですので、実際には戦う場面を迎えることは無いのですが・・・

気になったので、調べてみました。

生息地について

◯ライオンは主にサバンナに生息しています。草原や砂漠などにも生息しています。

主な生息地はアフリカ大陸のサブサハラという地域のようです。

インドにもインドライオン（インドジル国立公園）がいますが、絶滅の危惧の状況だとか。

また、過去北アフリカや西南アジアにも生息していたようですが、今は姿を消しています。

約1万年前までライオンは人の次に広く分布する大型陸上の哺乳類だったと言われています。

◯トラは主にジャングルに生息しています。

熱帯雨林、落葉樹林、針葉樹林、湿地帯などにも生息しています。

インド、インドネシア（スマトラ島）、タイ王国、中華人民共和国（雲南省、吉林省、黒竜江省、チベット自治区）、ネパール、バングラデシュ、ブータン、マレーシア（マレー半島）、ミャンマー、ラオス、ロシア

などアジアが生息地の中心とされています。

体型について

◯ライオン

（体長）

オス170 – 250cm、メス140 – 175cm

（しっぽ）

オス90 – 105cm、メス70 – 100cm

（体重）

オス150 – 225Kg、メス120 – 182Kg

→特徴

ライオンのオスにはたてがみがあります。

たてがみは体を大きく見せたり頭部や頸部に対しての攻撃を防いだりするのに役立ち、

寒冷な地方の方がたてがみが発達する傾向があるようです。

◯トラ

（体長）

140 – 280cm

（しっぽ）

尾長95 – 119cm

メスよりもオスの方が大型です。

北部の方が大型らしく、南部に向かうにつれ連続的に小型になる傾向があるようです。

→特徴

トラは前肢の筋肉が発達しており、後肢は前肢よりも長いこれにより前肢は長い爪も含め獲物を押さえつけることに、後肢は跳躍出来る体型になっているようです。

生態系について

◯ライオン

ライオンは群れを作ります。

集団で獲物を追い詰めます

20 – 400㎢行動圏内で生活しています。

吠えたり、尿で臭いをつけ縄張りを主張します。

食物が少なくなると縄張りを拡大することもあるようです。

オス1 – 3頭、15頭までのメスと子供で群れを作っています。

ライオンは獲物が多いと20時間ぐらいは休むようですが、獲物が少なくなると1日中動きまわるということです。

走行速度は時速58kmと言われていますが、250メートル程度しか維持できないようです。

◯トラ

トラはライオンと違って群れを作らず、基本的に単体での生活です。

繁殖期以外は単独で生活しています。

トラは糞や爪痕を残し、縄張りを頻繁に徘徊します。

トラのメスはずっと同じ場所に留まりますが、オスが留まる期間は短いということです。

泳いで獲物を追跡することもあり、泳ぎは得意。河川を30km近く泳いだ記録もあるようです。

8 – 10m跳躍することが出来るというからバネがありますね。

ライオンとトラの比較

◯大きさの比較

先程、それぞれの体型をお話ししましたが、

オスの平均が以下になります。

ライオン

275cm 185Kg

トラ

300cm 222Kg

ということで、大きさで見てみると、トラの方が大きいんですね。

これは意外でした。

性格ではライオンはのんびり屋で、トラの方が短気という情報を見つけました。

そういえば、顔つきで何となくその様な感じがしますよね。

それでふと、『トラを野に放つ』ということわざを思い出しました。

これは大変危険だという喩えですから、トラの方が凶暴なのかも？と考えてしまいます。

◯瞬発力の比較

瞬発力は長い爪と強い前足から繰り出すジャンプが得意なトラにあるようです。

◯ 防御力の比較

ライオンのたてがみは首を守るという意味があるそうです。

虎にはタテガミがありませんよね。

例え噛みつかれたとしても防御出来るということで防御力はライオンに軍配が上がりそうですね。

◯勝敗の記録

色々調べた結果、

飼育されていたライオンとトラの勝負では僅かにライオンが勝ったという結果が残っているようです。

また、古代の記録でライオンとトラを戦わせたという資料があり、その結果はトラの方が勝ち星が多かったとか。

まとめ

『ライオンvsトラ』について両者を比較した結果、ライオンの方が強いイメージを持っていた私ですが、調べてみるとトラも互角かそれ以上に強いのかも？という気がしてきました。

記録による勝敗数ですが、

その時の環境や、お腹が空いている空いていない、個々のコンディションなどの条件も平等であったのかどうかわかりません。

生息地の違う個体なので、現実的にまず両者が戦うというシチュエーションが無いので、決定的な答えを導き出すのは難しいということになるのかもしれません。

次回は同じ生息地のライオンとハイエナの対決などを調べ、ハッキリした勝敗の結果をお知らせ出来たらと思います。