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ロボットフレンドリー(RFA)が未来を変える?建物管理の全てが変わる

ロボットフレンドリー(RFA)が未来を変える?建物管理の全てが変わる

最近耳にするようになった、ロボットフレンドリー、直訳すると『robot friendly』ロボットに優しい、というような意味になります。

 

一体何に優しいの?と思う方も多いと思います。

実際、SFやアニメの世界では当たり前に建物の中を走り回っていたり、人と共存しています。

 

いよいよ、そんな世界の実現が近づいて来ています。

しかし、SFやアニメの世界を実現することは簡単ではありません。

 

そこで、今回はロボットフレンドリー(ロボフレ)について紹介します。

 

ロボットフレンドリー(ロボフレ)とは?

 

「ロボットフレンドリー」とは、ロボットの導入や運用を容易にする環境のことです。

この環境には、ロボットが安全に動ける床面や通路、充電設備、センサーが正確に機能する環境などが含まれます。

 

このような環境を整えることで、ロボットの導入がスムーズになり、人とロボットが共生する社会の実現が目指されています。

 

  • ロボットフレンドリーな施設との連携
  • ロボットとセキュリティシステムの連携に関する基準の設定
  • ロボットとセキュリティシステムの連携を容易かつ安定的に行うための指針の策定

 

現在、ロボットが活動できる範囲に制限があり、業務への統合が進んでいないという問題があります。

しかし、非接触サービスなど、ロボットの活躍が期待されるシーンは増えています。

 

また、ロボット、建物設備、サービスごとの個別の改造が必要であり、開発コストや製品価格が高くなるという問題もあります。

 

ロボットフレンドリーの将来の課題 今後の課題

エレベーターとの連携 セキュリティとの連携 物理環境の特性 ロボット群の管理

物理環境の標準化に向けた具体的な基準の策定と公開が進められています。

 

また、「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)」が経済産業省とNEDOによって設立され、施設管理分野が産業界を中心に発展し、「一般社団法人ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)」が設立されました。

 

RFAは、課題の解決策の検討と、解決策の協調領域の可視化と標準化を目指しています。

 

RFAの具体的な取り組み

  • 経済産業省とNEDOが「ロボット実装モデル構築推進タスクフォース(TF)」を立ち上げ、課題の具体化とロードマップの策定に取り組んでいます。
  • TFの施設管理分野が産業界を中心に独立し、「一般社団法人ロボットフレンドリー施設推進機構(RFA)」が設立されました。

 

RFAは、課題に対する解決策の検討、解決策の協調領域の可視化と標準化を目指しています。

ロボットフレンドリー施設推進機構のビジョン

施設におけるロボットフレンドリーな環境の構築(=必要な標準化)を通じて、ロボットの導入を支援すること

 

労働力不足をテクノロジーで解決し、日本が誇るサービスの質を下げない/向上させること

 

目指す世界観:ロボットが人々の生活を支え、人々がロボットと共存する社会の実現

出典:RFA

ロボットフレンドリーに関わるロボットの種類

 

警備ロボット

巡回警備

  • 巡回警備では、ロボットが設定されたルートを自動的に巡回し、異常を検知する任務を行います。
  • カメラやセンサーを使用して、不審者の検出、異常な熱源の発見、開けられた扉や窓の確認などを行います。
  • 検知した異常は即座に中央監視センターや担当者に通報します。

具体例:

  • ある工場敷地内で、警備ロボットが夜間に定められたルートを巡回。赤外線センサーを使用して、敷地内の温度異常や不審な動きを検知し、中央の監視システムにアラートを送信します。
  • 商業施設の閉店後、ロボットが店内を巡回し、盗難や破損の兆候をビデオ監視を通じて検出します。

 

警備

  • 警備では、ロボットが特定の場所やエントランスでの監視を行います。
  • 顔認識技術を用いて、許可された人物の入退場管理や不審者の識別を行うことができます。
  • 緊急時にはアラームを鳴らすなどして、即座に対応を促します。

 

具体例:

  • 企業のオフィスビル入口に設置された警備ロボットが、従業員の顔認証を通じて入退場を管理。不審者が入ろうとした際には、アラームを鳴らしセキュリティチームに通知します。
  • 学校や公共施設の入口で、ロボットが来訪者の登録と身分確認を行い、許可された人のみの入場を許可します。

 

これらの例は、警備ロボットが人間の警備員と協力しながら、セキュリティの効率化と強化を図るためのものです。

技術の進歩により、これらのロボットはさらに高度な機能を備えるようになるでしょう。

 

清掃ロボット

乾式床面清掃

  • 乾式床面清掃では、ロボットがほこりや小さなゴミを吸引、掃除する作業を行います。
  • 通常、ブラシや吸引機能を使って床面のゴミを取り除きます。
  • カーペットやタイル、木材など様々な床材に対応しているモデルがあります。

 

具体例:

  • オフィスビルの床清掃用に、プログラムされたルートで自動運転するロボットが、日常的なほこりや紙くずを吸引します。
  • 商業施設や空港の広いロビーで、複数の清掃ロボットが連携しながら、床面のゴミやほこりを効率的に清掃します。

 

湿式床面清掃

内容:

  • 湿式床面清掃では、ロボットが水または清掃液を使用して床を洗浄します。
  • しつこい汚れや液体のこぼれた跡の清掃に適しています。
  • 床を濡らさずにすぐ乾かす機能を持つモデルもあります。

 

具体例:

  • 病院の廊下や待合室で、定期的に床を消毒するために湿式清掃ロボットが使用されます。これにより、衛生環境を維持しつつ、人手を節約できます。
  • 飲食店やキッチンエリアで、油や食品の汚れが床についた場合、湿式清掃ロボットが自動で清掃ルートを調整し、効果的に汚れを除去します。

 

これらの清掃ロボットは、人間の清掃スタッフを補助する形で使用され、特に広範囲や定期的な清掃が必要な場所での効率化と品質向上に貢献します。

 

また、清掃ロボットの技術進化により、より複雑な環境や汚れに対応できるようになると予想されます。

 

搬送ロボット

配送

  • 配送用の搬送ロボットは、荷物や商品を指定の場所まで自動で運ぶことを目的としています。
  • これらのロボットは、倉庫、工場、オフィスビル、さらには屋外環境での使用に適しています。
  • GPS、センサー、AI技術を利用して、障害物を避けながら最適なルートを自動で計画し、目的地まで荷物を運びます。

 

具体例:

  • 物流センターや倉庫内で、商品を保管場所から出荷エリアまで運ぶために搬送ロボットが使用されます。
  • 病院や大学キャンパス内で、書類や小包を異なる建物間で運ぶために小型の配送ロボットが活用されます。

 

配膳

  • 配膳用の搬送ロボットは、食事や飲み物を顧客や患者に届けるために使用されます。
  • レストラン、病院、高齢者施設などで特に有用です。
  • これらのロボットは、トレイや食器を安定して運ぶことができ、人間のスタッフが行う配膳作業を効率化します。

 

具体例:

  • レストランで、注文された料理をキッチンから客のテーブルまで運ぶために配膳ロボットが使用されます。これにより、スタッフの負担が軽減され、サービスの迅速化が図られます。
  • 病院や介護施設で、患者や利用者の部屋まで食事を運ぶために配膳ロボットが活用されます。特に感染症対策としての非接触サービスの提供に役立ちます。

 

これらの搬送ロボットは、効率化、コスト削減、人手不足の解消など、多くの利点を提供します。

また、ロボット技術の進化に伴い、より複雑な環境やタスクに対応できるようになることが期待されています。

 

案内ロボット

接客

  • 接客用の案内ロボットは、顧客の質問に答えたり、基本的な情報を提供したりすることを目的としています。
  • これらのロボットは、ショッピングモール、ホテル、空港、博物館などの公共の場でよく見られます。
  • 音声認識、タッチスクリーンインターフェース、AIによる対話システムを備えており、人間のように対話することができます。

 

具体例:

  • ホテルのロビーで、チェックイン手続きの案内や施設の情報提供を行うロボット。
  • 小売店で、商品の場所を案内したり、プロモーション情報を顧客に伝えるロボット。

案内

  • 案内用のロボットは、人々を特定の場所へ案内することを目的としています。
  • これらは、特に大きな施設や複雑な建物内での使用に適しており、訪問者が目的地を簡単に見つけられるようにします。
  • ロボットはナビゲーションシステムを使用して、最適なルートを案内します。

 

具体例:

  • 空港や駅で、乗り換え案内や出口、特定のゲートへの道案内を行うロボット。
  • 病院で、診察室、検査室、または特定の部署への案内を行うロボット。

 

これらの案内ロボットは、訪問者の経験を向上させ、スタッフの負担を軽減し、効率的な運営に貢献します。

また、多言語対応能力を持つことで、国際的な環境での利用にも適しています。

 

技術の進歩により、これらのロボットはさらに高度な対話能力やナビゲーション能力を備えるようになると予想されます。

 

ロボットフレンドリーな環境の推進は、ロボットの導入と運用を容易にし、人とロボットの共生を可能にする重要なステップです。

 

現在の課題を克服し、物理環境の標準化やセキュリティとの連携などの取り組みを進めることで、ロボット技術のさらなる進展と社会への統合が期待されます。

 

このような努力は、私たちの生活やビジネスにおけるロボットの役割を拡大し、より効率的で革新的な未来を実現するための基盤を築いています。

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