技術職のイメージが強いビルメンテナンスの仕事ですが、いざ現場に向かうとサービス精神やマナー、人間力などを求められたりして困惑することがあります。
こんなに真面目に働いているのに、これ以上どうすればいいのかわからない、とお悩みの方に、今回は仕事で求められるサービス精神の身につけ方や仕事で求められるマナーについてを解説いたします。
サービス精神とは?
サービス精神とは、人を喜ばせようとする気持ちや姿勢のことです。
普段の生活だと、冗談を言って人を笑わせるのが好きだったり、サプライズプレゼントなどを仕掛けるのが好きな人のことをサービス精神が旺盛だ、と言いますよね。
サービス精神が旺盛な人は、自己肯定感が高くてポジティブです。自分なんかがこんなことしても喜ばないのではないか…なんて心配は微塵もしていません。
ネガティブな人からしたら信じられませんよね。
仕事の現場でサービス精神を求められた場合は、無理にポジティブになる必要はありません。
仕事としてサービス精神を身につけることができれば良いのです。
仕事におけるマナー
ではここで、仕事におけるサービス精神を考える前に、仕事におけるマナーを先に考えてみたいと思います。
仕事におけるマナーとは、仕事を円滑に進めるために「他人を不快にさせないためのルール」と考えるとわかりやすいです。
例えば、同僚との挨拶。朝会ったら「おはよう」なにかしてもらったら「ありがとう」、これらの言葉を相手に伝わるように言えば、相手を不快にさせることはまずないですよね。
お客様や来訪者に対しても同様です。
仕事中は、人と初めて目が合ったら必ず挨拶をする、そのくらいの心構えで良いかもしれません。
もうひとつわかりやすい例を挙げると「言葉遣い」です。
敬語には尊敬語や謙譲語、丁寧語など様々な種類があり、仕事内容によっては、その使い分けが出来る人が重宝されたりもしますが、使い分けるのはなかなか難しいですよね。
相手を不快にさせないためには、「なるべく丁寧に話す」だけで十分です。です・ますを付ける、歳に関係なく敬語を使う、などを意識すると良いでしょう。
このような相手に不快な思いをさせないためのルールを守ると、マナーが良い人間と思われ、仕事が円滑に進みやすくなりますよ!
仕事とサービス精神とは?
それではいよいよ、仕事におけるサービス精神についてです。 先ほど、サービス精神とは人を喜ばせようとする気持ちだ、と言いましたが、仕事においてもそれは同じで、お客様やクライアントが喜ぶ姿がみたい、と思って動くことを求められています。
喜ぶ姿、といっても仕事の場合は笑わせたりプレゼントをあげたり、というやり方ではありません。
困っているのを助けたり、頼まれたことを快く引き受けたりすることで相手を喜ばせることが出来るのです。
つまり、仕事におけるサービス精神はホスピタリティ(おもてなしの心)や気配り・気遣いと言い換える事が出来ますね。
サービス精神が足りない、と言われることが多い場合は、気遣いや気配りをするように心がけてみましょう。
サービス精神が足りないと言われがちな人の特徴として、非常に真面目であることがあげられます。
仕事をするうえで、真面目なのは素晴らしいことです。
しかし、非常に真面目であるが故に、言われたこと以上のことをやることが苦手で臨機応変に動くことが難しい、という一面も見受けられる場合が多々あります。
自覚がある方はもちろん、自覚がなくても人から指摘された場合は、「おもてなし」も業務として求められていることを意識してみてください。
仕事の身だしなみにおけるマナー
仕事におけるマナーとは、相手を不快にさせない事だと先述しましたが、最後に身だしなみのマナーも確認しておきたいと思います。
仕事における身だしなみのマナーも、相手を不快にさせないための身だしなみ対策だと考えましょう。
清潔感を求められる場合が多いですね。 毎日お風呂に入ったり歯を磨いたりすると良いですね。
サービス精神とマナーのまとめ
仕事で求められているサービス精神とマナーの身につけ方をご理解いただけましたでしょうか?
「相手を不快にさせない」「相手を思いやる」この二つを意識するだけで、仕事の進めやすさや貴方に対する評価も変わるはずです。
ぜひ実践してみてください。