【会社名】陽光ビルサービス株式会社
【エリア】東北
【事業規模】約1000人
【これまでの課題や状況】
「採用活動の停滞と応募者不足が大きな課題」
陽光ビルサービスでは、これまでハローワークや地元求人紙を中心に求人広告を出していましたが、応募者が思うように集まらないという課題がありました。特に地方の現場では応募が少なく、求人活動が停滞していました。
会社としては、求人広告を出してから応募が来るのをただ待つだけで、応募が来なかった場合の次の一手が難しい状況でした。
また、現場の忙しさから採用にかける時間やリソースが限られていました。
そのため、求人活動が後手に回ることもあり、結果として長期間の欠員が発生し、補勤対応が増えるという悪循環が生まれていました。
【採用担当者の声】
効果1「柔軟な求人条件による応募者数の増加」
代表取締役社長 新本 起也 様
従来の採用手法を見直し、ウェブを活用した求人活動に重点を置くことで、応募者数の大幅な増加を実現しました。特に、求人によってターゲットとする応募者の年齢層や希望条件に合わせて、求人内容を細分化し、より柔軟なシフトパターンや待遇を提案することが鍵となりました。
具体的には、単一の求人に対して複数のシフトパターンを提示することで、応募者が自分に合った働き方を選べるようにしました。選択肢を広げた結果、今まで応募が少なかった時間帯にも応募が入るようになり、これが応募者数の増加に繋がりました。
この取り組みにより、応募者は自身のライフスタイルに合わせた働き方を選択できるようになり、それが採用の効率化にも寄与しました。
効果2「ウェブ広告による年齢層を超えた応募者の獲得」
総務部 人事総務課 主任 櫻井 ゆかり 様
ウェブでの求人活動を強化した結果、当初は不安視されていたシニア世代からの応募も増え、幅広い年齢層からの応募が集まるようになりました。
現場のスタッフからは「ウェブ経由でも年齢層の高い世代の応募者が増えた」という声が上がっており、ウェブを利用した求人が年齢を問わず幅広い層に届いていることが確認できました。
この成果は、特に現場の欠員解消に大きく寄与しました。従来は、特定の時間帯や特定の条件で応募が少なく、欠員が埋まらないことが多かったのですが、ウェブを通じて多様な働き方やシフトを提示することで、これまで応募が少なかった時間帯にも応募が集まり、現場の安定稼働に貢献することができました。
このように多様な人材を確保することで、現場の運営に安定感をもたらすことができたのです。
効果3「応募対応の迅速化で採用率が向上」
次に取り組んだのが、応募対応の迅速化です。これまでは、応募があってから面接までの対応が遅く、応募者が他社に流れてしまうことがしばしばありました。そこで、応募が入ったら即座に対応するための社内体制を整備しました。
具体的には、応募から10分以内に応募者へ連絡を取ることを目標に設定し、そのための社内体制をつくりました。また、これまで履歴書を面接の前に郵送してもらっていたのを、面接時持参に切り替えることで面接までのプロセスが大幅に短縮され、結果として採用率の向上に繋がりました。
この迅速な対応により、応募者からは「スピーディーな対応で信頼できる会社だ」との評価を得ることができ、会社のイメージ向上にもつながっています。また、この取り組みが社内でも共有され、全社員が採用に対してより積極的な姿勢を持つようになったことも大きな成果と言えます。
【今後の展望】「今後は採用効率の向上と定着率の改善を目指します」
採用活動だけでなく、入社後の従業員満足度を高めるための取り組みも行っています。私たちは、従業員が長く安心して働ける環境を作るため、ワークライフバランスを重視した制度の導入や、キャリアアップを支援する研修制度を整備しました。
例えば、総務部門と連携し、従業員の生活設計や資産運用に関する勉強会を実施しています。これは、金融機関と協力して行うもので、従業員が将来の生活設計に役立つ知識を得られるようにするためのものです。また、会社としても社員が安心して働けるように、給与だけでなく福利厚生の充実にも力を入れています。
これからも、採用と従業員満足度の向上に注力し、企業としての競争力をさらに高めていくことを目指しています。社員が「ここで働きたい」と思えるような魅力的な企業づくりを続け、陽光ビルサービスの未来を共に築いていきたいと考えています。
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