サイコパスという言葉を聞いたことのある人もいるでしょう。
利己的で目的のためならモラルなどお構いなし、このような人を指します。
サイコパスは意外と普段は普通の顔をしていることが多いです。
もしかすると職場の中にいるかもしれません。ここではサイコパスの見分け方と出くわした場合の対処法についてみていきます。
職場にいるサイコパスの見分け方
サイコパスというと、かなり特殊な人で犯罪的な行動をする人種と思っている人もいるでしょう。
しかしサイコパスは決して珍しいわけではありません。もしかすると職場にもいるかもしれないのでその見分け方についてみていきます。
何十万人単位でいるかも?
サイコパスは決して珍しいごく一部の人間ではありません。
アメリカの研究によると、男性の3%・女性の1%がサイコパスであるというデータも出ています。
もし日本の人口に当てはめると、男性約185万人で女性も約65万人という計算になります。
こうしてみると、レアな人種とは言えないでしょう。
嘘を平気で付く
サイコパスの特徴として、嘘に対する罪悪感が全くない点は顕著です。
普通であれば嘘をつくときにどこか申し訳なさや後ろめたさを感じるでしょう。
それがサイコパスの場合、全くありません。ですから嘘がバレたとしても、全く堂々としています。
嘘の種類は自分をよく見せるためのものが多いです。
他人は利用対象でしかない
サイコパスにとって他人は、自分の利益誘導するための利用手段でしかないと思っています。
このため、他人を思うように動かすためには何かしらの見返りを与えないといけないと思いがちです。
人間は損得勘定でしか動かないと思っているからです。
他人は自分の利益や目的実現の手ごまとしか思っていないので、人の痛みにかなり鈍感なのもサイコパスの特徴です。
自分の仲間が何か傷ついたとしても、何も感じません。
また今まで自分のために頑張ってきた仲間でも利用価値がなくなったら、容赦なく切り捨てることができるのもサイコパスの特徴です。
人間不信である
基本的に他人のことを全く信じていません。
ですから何かうまくいかないと人間不信や社会不信をあらわにする傾向が見られます。
職場にサイコパスがいた…どう付き合うべき?
職場の同僚や上司にサイコパスの特徴を持った人はいませんか?
おそらくこのサイコパスが職場にいると付き合いづらいなと感じるでしょう。
もし職場にサイコパスがいた場合にどう対処すればいいかまとめましたので、参考にしてください。
冷静に対処すること
サイコパスが無理難題を突き付けてきたときにとにかく冷静に対処することが大事です。
もしちょっとしたことでカッとすると、相手から与しやすい相手と思われてしまいます。
あなたを支配しようと動き出すので、何をされても冷静に対処してください。
相手の言葉を信じないこと
サイコパスは平気でうそをつきます。窮地に立たされると他人に責任転嫁しようとします。
もし「○○のせい」「○○が足を引っ張るから」と他人をダシに言い訳した場合、これを鵜呑みにしないことです。
この話を真に受けてしまうと、相手の思うつぼになってしまいます。話半分に聞き、ほかの人の言い分もしっかり聞くことが大事です。
断固たる態度をとる
サイコパスは相手をいじめたり、ハラスメントをしたりしてくる可能性が高いです。
相手を支配するにあたって、攻撃を仕掛けることが多いからです。
いじめなどの直接的な攻撃ではなくても、上から目線で話しかけてくる、オブラートには包んでいるけれども自分の言うことを聞くように強く求めてくる可能性はあります。
その場合受け入れられないことは断固として拒否しましょう。
結果的にいじめや嫌がらせを受けた場合には、人事部などしかるべきところに相談しましょう。
できるだけ避けること
サイコパスは攻撃や嫌がらせを仕掛けてくることが多いので、まともに受けてしまうと心身の不調を伴う可能性があります。
そこでできる限りでいいので、サイコパスとの接触は避けることが大事です。
もし頻繁な接触が避けられないのであれば、部署転換や転職なども視野に入れるといいでしょう。
今の職場が好きな場合、部署異動や転職は不本意でしょう。
しかし場所を変え、素敵な同僚と一緒に働くことで今まで以上に充実した生活が送れるでしょう。
サイコパスというと、殺人鬼のような特殊な人種と思われがちです。
しかしそのような犯罪を犯すサイコパスはごく一部です。
普通の顔をして、普通に社会に溶け込んで生きているサイコパスもたくさんいます。
もしかすると同じ職場にサイコパスが普通に生息しているかもしれません。
一見すると普通の顔をしているかもしれませんが、その本質は異常です。
ここで紹介したサイコパスの特徴を持っている人が自分の身近にいる場合には、毅然たる対応をしなければなりません。