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日本企業のカーボンニュートラルへの取り組み事例:11選

日本企業のカーボンニュートラルへの取り組み事例:11選

「日本企業がカーボンニュートラルにどう取り組んでいるの?」「地球温暖化対策に本当に効果はあるの?」 そう思う方もいるのではないでしょうか。

 

実は、日本企業のカーボンニュートラルへの取り組みは、地球環境の保全だけでなく、持続可能な経済成長にも大きく貢献しています。

 

今回は、日本企業のカーボンニュートラルへの具体的な取り組み、その影響、そしてこれからの展望について詳しく解説していきたいと思います。

 

カーボンニュートラルへの取り組みが重要視される背景

 

地球温暖化の進行を食い止めるため、カーボンニュートラルへの取り組みが世界的に重要視されています。

この目標は、気候変動による極端な気象、生態系の破壊、海面上昇などのリスクを軽減するために不可欠です。

 

カーボンニュートラルは、温室効果ガスの排出量を削減し、残る排出量を森林吸収などによって相殺することを意味します。

 

この取り組みは、持続可能な社会の構築と経済の再構築にも寄与し、新たな技術革新や雇用創出の機会を生み出しています。

 

日本におけるカーボンニュートラルへ向けた取り組み

 

日本は、カーボンニュートラルの達成に向けて積極的な動きを見せています。

 

これには、再生可能エネルギーの利用拡大、省エネルギー技術の進展、環境に優しい交通システムの導入などが含まれます。

 

日本政府は、国際的な気候変動対策においてリーダーシップを発揮し、国内外の企業や地域社会と協力して、温室効果ガス排出量の削減を目指しています。

 

これらの取り組みは、日本の経済構造やライフスタイルの変革を促し、持続可能な未来への道を切り開いています。

 

菅首相「2050年カーボンニュートラル宣言」(2020年10月)

2020年10月、当時の菅首相は日本が2050年までにカーボンニュートラルを達成するという野心的な目標を宣言しました。

この宣言は、日本が気候変動対策において新たなステージに進むことを意味し、国内外から大きな注目を集めました。

 

この目標達成には、エネルギー、産業、交通などの分野での大規模な変革が必要とされ、日本の技術革新と経済成長の推進力となることが期待されています。

 

「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」策定(2020年12月)

日本政府は2020年12月、2050年カーボンニュートラル宣言に基づき、「グリーン成長戦略」を策定しました。

 

この戦略は、環境技術の革新、再生可能エネルギーの導入拡大、省エネルギー化などを通じて、経済成長と環境保護の両立を目指します。

 

特に、電気自動車の普及、再生可能エネルギーのコスト削減、水素エネルギーの活用などが重点分野とされており、これらの分野でのリーダーシップを確立することが期待されています。

 

改正温対法の成立(2021年5月)

2021年5月、日本はカーボンニュートラルの目標達成に向けて、温室効果ガス排出削減に関する法律(温対法)を改正しました。

 

この改正法は、国内の全てのセクターにおける温室効果ガス排出削減の取り組みを強化するもので、企業や地方自治体に対しても具体的な行動を求めています。

 

また、国民生活や経済活動に配慮しつつ、科学的根拠に基づく効果的な対策を推進することが目指されており、日本のカーボンニュートラル達成への重要な一歩となっています。

 

企業がカーボンニュートラルへ出来る取り組みとは?

 

企業がカーボンニュートラルを目指す際、重要なのは環境への影響を最小限に抑えつつ、ビジネスの持続可能性を高めることです。

 

これには、エネルギー効率の改善、再生可能エネルギーへの移行、サプライチェーンの環境負荷低減、従業員の環境意識向上などが含まれます。

 

また、環境に配慮した製品やサービスの開発、グリーンテクノロジーへの投資も重要です。

これらの取り組みは、企業の長期的な競争力を高め、新たなビジネスチャンスを生み出す可能性があります。

 

コスト削減

カーボンニュートラルへの取り組みは、長期的なコスト削減につながります。エネルギー効率の改善や再生可能エネルギーへの移行は初期投資が必要ですが、運用コストの削減により長期的には経済的利益をもたらします。

 

また、廃棄物の削減やリサイクルの促進は、原材料コストの削減にも寄与します。

これらの取り組みは、企業の運営コストを下げ、利益率の向上に貢献する可能性があります。

 

企業イメージの向上

カーボンニュートラルへの取り組みは、企業のイメージやブランド価値を向上させます。

環境への配慮は、消費者やビジネスパートナーからの信頼を高め、ポジティブな企業イメージを構築します。

 

特に、環境意識が高い消費者や若い世代にとって、企業の環境への取り組みは重要な判断基準となり得ます。

これにより、顧客のロイヤルティや新規顧客の獲得につながる可能性があります。

 

ESG投資対象

環境、社会、ガバナンス(ESG)への配慮は、投資家にとって重要な判断基準です。

カーボンニュートラルへの取り組みは、企業がESG投資の対象となる可能性を高めます。

 

ESG投資は、リスク管理と長期的な収益性を重視する投資家にとって魅力的であり、企業はESG投資を通じて資金調達の機会を拡大できます。

 

また、ESGへの取り組みは企業のリスク管理能力を示す指標ともなり、投資家からの信頼を得ることができます。

 

商品購入の向上

環境に配慮した製品やサービスは、消費者の購入意欲を高めます。

 

カーボンニュートラルへの取り組みを通じて開発されたエコフレンドリーな商品は、環境意識の高い消費者にとって魅力的です。

 

これにより、製品の差別化が図られ、市場での競争力が向上します。

 

また、環境への配慮を商品の特徴として訴求することで、ブランドの価値を高め、売上の増加につながる可能性があります。

 

省エネの推進

省エネの推進は、企業がカーボンニュートラルを目指す上で最も基本的かつ効果的な手段です。

エネルギー効率の高い機器の導入、断熱材の改善、照明のLED化、スマートビルディング技術の活用などが含まれます。

 

これらの措置は、エネルギーコストの削減に直結し、企業の運営効率を高めることができます。

 

再生可能エネルギーへの変更

再生可能エネルギーへの移行は、化石燃料依存からの脱却と温室効果ガス排出量の削減に不可欠です。

太陽光発電、風力発電、バイオマスエネルギーなど、さまざまな再生可能エネルギー源が利用可能です。

 

企業はこれらのエネルギー源を自社施設で直接利用するか、グリーン電力の購入を通じて環境負荷を低減できます。

 

低炭素自動車への変更

企業が保有する車両を低炭素または無炭素の自動車に変更することは、カーボンニュートラルへの重要な一歩です。

特に、電気自動車(EV)への移行は、運輸におけるCO2排出量を大幅に削減する効果があります。

 

EV車のメリット

EV車は、排出ガスがゼロであるため、都市の空気質改善に貢献します。

また、燃料コストがガソリン車に比べて低く、メンテナンスが容易であることも大きなメリットです。

 

さらに、政府の補助金や税制上の優遇措置を利用することで、初期投資の負担を軽減できます。

 

EV車のリスク

EV車の普及にはいくつかの課題があります。充電インフラの不足、充電時間の長さ、走行距離の限界などが挙げられます。

 

また、バッテリーの寿命や廃棄時の環境負荷も懸念されています。これらの問題は、EV車の選択をためらわせる要因となり得ます。

 

EV車の矛盾

EV車は排出ガスを出さないため環境に優しいとされますが、そのバッテリー製造には大量のエネルギーが必要であり、そのエネルギーが化石燃料に依存している場合、総合的な環境負荷は必ずしも低くないという矛盾があります。

 

また、使用済みバッテリーのリサイクルや処理に関する課題も残されています。

 

DXへの取り組み

企業のカーボンニュートラルへの取り組みの選択肢の一つにDX化が挙げられます。

例えば、今までは車通勤だった社員をリモートワークに切り替えることもCO2の削減につながります。

 

他にも、社員がリモートワークを行うことで、不要な外食や買い出しが減ることも予想できます。

これもCO2の削減になります。

 

日本企業のカーボンニュートラルへの取り組み:11選

 

味の素グループ

味の素グループのサステナビリティ戦略

社会と経済の調和 味の素グループは、サステナビリティを事業の核として位置づけ、社会的価値と経済的価値の両立を目指しています。

 

この記事では、彼らの環境に配慮した取り組みと、それがどのように企業戦略と一体化しているかを探ります。

 

味の素グループのカーボンニュートラルへの道

味の素グループは、カーボンニュートラルを目指し、再生可能エネルギーへの切り替えや温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいます。

 

これらの取り組みは、企業の環境負荷を減らすと同時に、新しいビジネスチャンスを生み出しています。

 

再生可能エネルギーへの転換

味の素グループは、東海事業所での全購入電力を再生可能エネルギーに切り替えることに成功しました。

これにより、年間約10,000トンの温室効果ガス削減が見込まれています。

 

この取り組みは、他の事業所にも拡大される予定で、企業全体の環境負荷削減に貢献しています。

 

花王株式会社

2040年:カーボンゼロへの道筋

花王株式会社は、環境に配慮した持続可能な未来を目指し、2040年までに事業活動におけるCO2排出量をゼロにすることを目標としています。

 

この目標達成に向けて、同社は「1.5℃目標」に基づくSBTiの認証を取得し、再生可能エネルギーの使用を拡大しています。

 

具体的には、2030年までにスコープ1およびスコープ2のCO2排出量を55%削減することを目指しており、これは2017年を基準年としています。

 

再生可能エネルギーの推進

花王は、RE100イニシアチブへの参加を通じて、2030年までに使用する電力を100%再生可能エネルギーに切り替える計画です。

 

これは、自社施設での太陽光発電の導入や、再生可能エネルギー由来の電力の購入を含みます。

 

2050年:カーボンネガティブへの挑戦

2040年のカーボンゼロ達成に続き、花王は2050年までにさらに進んだ目標、カーボンネガティブを達成することを目指しています。

 

これは、事業活動によって排出されるCO2を削減するだけでなく、大気中からCO2を除去する取り組みを意味します。

 

CO2リサイクルイノベーション

花王は、CO2を原料とする新技術の開発に注力しています。

これにより、製品製造過程で排出されるCO2を有効利用し、環境負荷の低減を図ることが可能になります。

 

製品ライフサイクルにおけるCO2削減

花王は、製品のライフサイクル全体を通じてCO2排出量を削減することにも注力しています。

 

2030年までに製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を22%削減することを目標としており、これには原材料の選定、製造プロセス、包装材料の使用、製品の使用と廃棄に至るまでの全段階が含まれます。

 

社会全体へのCO2削減貢献

花王は、自社製品とサービスを通じて、2030年までに社会全体で1000万トンのCO2削減を目指しています。

これは、消費者が使用する製品の環境負荷を低減することで、より広範な社会への影響を目指すものです。

 

パナソニックグループ

2030年目標:全事業会社でのCO2排出実質ゼロ化

パナソニックグループは、2030年までに全事業会社でのCO2排出を実質ゼロにすることを目指しています。

この目標達成に向けて、GREEN IMPACT PLAN 2024を策定し、CO2ゼロ工場の数を37に拡大する計画を進行中です。

 

省エネルギーと再生可能エネルギーの利用拡大がこの計画の中核を成しています。

 

グローバルでのCO2ゼロ工場の拡大

2018年度から始まったCO2ゼロ工場の取り組みは、2022年度には31の新たな工場でCO2ゼロを達成しました。

これにより、グローバルでのCO2ゼロ工場の数は39に増加し、GIP2024の目標に近づいています。

 

再生可能エネルギーの積極的導入

パナソニックグループは、自社拠点での再生可能エネルギーの導入を積極的に進めており、2022年度は55GWhの再生可能エネルギーを導入しました。

 

特に太陽光発電の導入に力を入れており、日本国内外の多くの拠点で太陽光発電システムを設置しています。

 

RE100への取り組みと進捗状況

パナソニックグループは、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際的なイニシアチブ「RE100」に加盟しています。

 

2022年度の進捗率は15.6%で、2050年までに100%達成を目指しています。

 

エネルギー・CO2削減への具体的な取り組み

エネルギー使用の見える化、FEMSの導入、純水素型燃料電池の実証実験など、具体的な取り組みを通じてエネルギー・CO2削減を進めています。

 

これらの取り組みは、省エネルギーと創エネルギーの両面からCO2排出量の削減に貢献しています。

 

大日本印刷株式会社

植物由来の革新的包材:バイオマテック®の開発

大日本印刷株式会社(DNP)は、持続可能な社会の実現に向けて、環境に優しい素材の開発に注力しています。

 

特に注目すべきは、2006年の植物由来バイオマスプラスチックの導入と、2011年のサトウキビベースの「バイオマテック®」の開発です。

 

これらの素材は、従来の石油由来プラスチックに代わる環境負荷の低い代替品として期待されています。

 

バイオマテック®の環境への貢献

「バイオマテック®」は、サトウキビの副産物を利用し、製品ライフサイクル全体でカーボンニュートラルを目指しています。

 

この素材は、石油由来のプラスチックと同等の性能を持ちながら、環境への影響を大幅に削減します。

 

DNPの技術革新:半導体・情報通信産業への貢献

高密度実装技術の開発

DNPは、半導体・情報通信産業においても環境配慮型の技術開発に力を入れています。

特に、高密度実装技術の開発により、半導体製品の性能向上と電力消費の削減を実現しています。

 

この技術は、AIや5G通信の普及に伴うデータセンターの電力需要増加に対応するために重要です。

 

ナノインプリントリソグラフィの進展

さらに、DNPはナノインプリントリソグラフィ技術の開発にも取り組んでおり、これにより半導体製造工程の消費電力を大幅に削減することに成功しています。

 

株式会社リコー

ゼロボードのGHG排出量管理ソリューション

東京都港区に本社を置く株式会社ゼロボードは、温室効果ガス(GHG)の排出量を計算、可視化し、削減するためのクラウドサービス「zeroboard」を開発しています。

 

このサービスは、企業が自社のGHG排出量を把握し、環境に配慮した経営を実現するために役立ちます。

 

リコージャパンによる脱炭素経営の推進

リコージャパン株式会社もまた、東京都港区に拠点を置き、企業の脱炭素経営を支援するために「zeroboard」の取り扱いを開始しました。

 

リコージャパンは、取引先企業に対してこのツールを導入し、GHG排出量の計算と削減を促進することで、サプライチェーン全体の環境負荷を軽減することを目指しています。

 

総合的なGHG削減ソリューション

両社は、LED照明や空調システム、エネルギーマネジメントシステム(EMS)、太陽光発電など、さまざまな分野でのGHG削減ソリューションを提供します。

 

これにより、企業が自社のGHG排出量を効果的に管理し、削減することが可能になります。

 

気候変動へのグローバルな対応

気候変動は、世界中の自然災害の増加や食料生産への影響など、多くの社会的問題を引き起こしています。

このため、企業は環境への影響を軽減するための取り組みを強化する必要があります。

 

リコーグループの環境戦略

リコーグループは、経済、社会、地球環境のバランスを重視した「Three Ps Balance」を掲げ、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。

 

これには、国際的な合意や科学的知見に基づいたGHG排出量の削減が含まれます。

 

GHG排出量削減の具体的な取り組み

リコーグループは、2030年と2050年のGHG排出量削減目標を設定し、自社施設の省エネ活動や再生可能エネルギーの利用、サプライチェーンにおけるGHG排出量の削減に取り組んでいます。

 

環境・社会・ガバナンス(ESG)の推進

リコーグループは、CEOを委員長とするESG委員会を設置し、環境・社会・ガバナンスに関する課題を経営レベルで議論し、脱炭素分野における取り組みを推進しています。

 

2030年と2050年のGHG排出量削減目標

リコーグループは、2050年までにGHG排出量を実質ゼロにすることを目指しており、2030年にはスコープ1、2、3のGHG排出量を大幅に削減する計画を立てています。

 

これには、再生可能エネルギーの利用拡大や省エネ活動の徹底が含まれます。

 

GHG排出量削減の実績と貢献

リコーグループは、自社のGHG排出量を削減するだけでなく、製品やサービスを通じて社会全体のGHG排出量を削減することにも貢献しています。

 

これには、省エネルギー製品の提供やデジタルサービスの提供、製品の省資源化などが含まれます。

 

株式会社セブン&ホールディングス

再生可能エネルギーを活用した店舗運営

セブン&アイグループは、環境に配慮した店舗運営を目指し、再生可能エネルギーの導入を積極的に進めています。

 

2030年までにCO2排出量を2013年度比で半減し、2050年には実質ゼロを目指すこの取り組みでは、8,800以上の店舗に太陽光パネルを設置し、年間約43,000トンのCO2削減を見込んでいます。

 

特に、店舗から離れた場所に設置された太陽光発電所からの電力供給を実現するオフサイトPPAを利用し、再生可能エネルギー100%による店舗運営を実現しています。

 

オフサイトPPAとは?セブン&アイグループの取り組み

オフサイトPPAは、店舗から離れた場所に設置された太陽光発電所から直接電力を供給するシステムです。

 

セブン&アイグループは、このシステムを活用し、2021年からセブン-イレブン40店舗、2022年からはイトーヨーカドーのアリオ亀有店に再生可能エネルギーを供給しています。

 

地産地消モデルの推進

北陸電力グループとの連携により、福井県に新設された太陽光発電所からの電力を、北陸地域の約300店舗に供給することで、地元で生成された再生可能エネルギーを地元で消費する「地産地消」モデルを推進しています。

 

環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」の実現に向けて

セブン&アイグループは、環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」を通じて、CO2排出量の削減に取り組んでいます。

 

電力エネルギー由来のCO2排出量が全体の約95%を占めるため、省エネルギー、創エネルギー、再生可能エネルギーの調達の3つの柱で対策を進めています。

 

特に、オフサイトPPAを活用した取り組みは、長期的に安定した再生可能エネルギーの調達を可能にしています。

 

CO2排出量削減への挑戦とステークホルダーとの連携

セブン&アイグループは、CO2排出量削減を目指し、お取引先や顧客と共に取り組みを進めています。

企業の成長と環境負荷の削減を両立させるため、「信頼と誠実」を大切にし、持続可能な成長を目指しています。

 

また、2030年までに約11,000店舗で太陽光パネルの設置を目指し、地域社会における再生可能エネルギーの普及を促進しています。

 

未来への展望:持続可能な社会への貢献

セブン&アイグループは、環境に配慮した店舗運営を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 

これには、省エネ対策や再生可能エネルギーの積極的な利用が含まれ、地球環境への影響を最小限に抑えながら、未来の世代に豊かな生活を提供することを目指しています。

 

情報参照元:再エネスタート

 

株式会社二川工業製作所

再エネルギー100%化の実現

二川工業製作所は、建設機械や鉱山機械の製造を手掛ける企業として、環境に配慮した事業運営を推進しています。

2020年には、自社の電力消費を全て再生可能エネルギーに切り替えることに成功しました。

 

これは、自社で所有する41箇所の再生可能エネルギー発電所からの電力供給によるもので、太陽光発電所や風力発電所、バイオマス発電所を含む多様なエネルギー源を活用しています。

 

サプライチェーンの脱炭素化への取り組み

二川工業製作所は、自社の取り組みに留まらず、サプライチェーン全体の脱炭素化を目指しています。

これには、サプライヤーへの再生可能エネルギーの供給も含まれ、製造業界全体のCO2排出量削減に貢献しています。

 

先進的な環境管理システムの導入

「アスゼロ」による温室効果ガス排出量の管理

二川工業製作所は、アスエネ株式会社の温室効果ガス排出量管理クラウドサービス「アスゼロ」を導入しました。

 

これにより、自社だけでなくサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を可視化し、さらなる脱炭素社会の実現に向けて先導しています。

 

サプライチェーン全体のCO2削減への取り組み

二川工業製作所は、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル実現に向けて、積極的に取り組んでいます。

 

これには、サプライヤー企業への再生可能エネルギーの提供や、最先端のAI技術を活用したGHG排出量削減の取り組みが含まれます。

 

株式会社大川印刷

カーボンオフセットインキの使用開始

横浜市に拠点を置く大川印刷は、環境に配慮した印刷プロセスを採用しています。この一環として、崎陽軒の伝統的な「シウマイ弁当」の包装紙に、二酸化炭素排出量を相殺するカーボンオフセットインキを使用することを決定しました。このインキは、東京インキによって国の制度を利用して製造され、大川印刷はこの新しいインキを用いて印刷を行っています。

 

サプライチェーンにおけるCO2排出量削減の目標

大川印刷は、2025年までにサプライチェーン全体でのCO2排出量をゼロにするという野心的な目標を掲げています。既に、印刷に必要な電力を自社の太陽光発電と風力発電で賄うことに成功し、次のステップとして印刷用インキの環境影響を最小限に抑える取り組みに注力しています。

 

大川印刷の脱炭素社会への貢献

日本カーボンニュートラル協会との連携

最近、一般社団法人日本カーボンニュートラル協会のメンバーが大川印刷の工場を訪れました。

 

この協会は、日本におけるカーボンニュートラルと脱炭素社会の実現を目指し、情報発信やセミナーの開催、提言活動を行っています。

 

大川印刷もこの協会に加盟しており、共同での取り組みを進めています。

 

脱炭素経営に向けた教育と啓発活動

大川印刷では、脱炭素経営に関する勉強会を開催し、カーボンニュートラルに関する人材育成を目指しています。

 

これには、印刷課からの脱炭素クイズや、代表からの脱炭素取り組み紹介、SCOPE1~3に関する詳細な講演が含まれます。

 

さらに、企画・営業部門からは、印刷業界におけるカーボンオフセットの事例が紹介されています。

 

三井不動産株式会社

カーボンニュートラルデザインの実践

三井不動産レジデンシャルは、国内で最大級のZEH分譲マンション「港区三田一丁目計画」を筆頭に、カーボンニュートラルな住宅開発を行いました。

 

このプロジェクトでは、実質的に100%再生可能エネルギーを使用し、カーボンニュートラルガスを活用したオンサイト発電を実現しています。

 

また、「ファインコート新百合ヶ丘グランレガシー」では、次世代ZEH+水準の住宅性能を目指し、太陽光発電やEV充電設備を全戸に導入しています。

 

賃貸マンションの環境対策

三井不動産レジデンシャルは、賃貸マンションにおいてもZEH-M Orientedなどの環境対策を積極的に採用しています。

共用部と専有部の電力を再生可能エネルギーで賄う取り組みや、環境認証の取得にも力を入れています。

 

特に、パークアクシス小伝馬町は共同住宅として国内初のCASBEE不動産で最高S評価を獲得しています。

建築時のCO2排出量管理

三井不動産レジデンシャルは、建築時のCO2排出量を正確に把握し、削減するための取り組みを強化しています。

2022年度中には「資材量積み上げ方式」に基づく排出量算出ツールを整備し、2023年度からの運用を予定しています。

 

また、低炭素材の活用や建設現場での排出削減、資材の調達戦略などを含む「建築時CO2削減計画書」の作成と提出を義務付けています。

 

阪急電鉄株式会社

宝塚大劇場へのエコフレンドリーなエネルギー導入

阪急電鉄と大阪ガスは、宝塚大劇場にカーボンニュートラルな都市ガスを導入することで、環境負荷の低減に取り組んでいます。

 

この新しいエネルギー源は、天然ガスの採掘から燃焼までのCO2排出をクレジットで相殺することにより実現されており、年間約1,300トンのCO2削減が見込まれます。

 

劇場のエコフレンドリーな取り組み

宝塚大劇場では、LED照明への切り替えや高効率ガス冷暖房システムの導入により、エネルギー効率の向上とCO2排出量の削減を図っています。

 

これらの取り組みは、カーボンニュートラル社会実現への貢献を目指しています。

 

阪急電鉄の環境保護への取り組み

日本初のカーボンニュートラルステーション

阪急電鉄は、摂津市駅を日本初のカーボンニュートラルステーションとして開業しました。

 

この駅では、太陽光発電やLED照明、雨水利用などの省エネ施設を導入し、CO2排出量を実質ゼロにする取り組みを進めています。

 

環境啓発活動の推進

摂津市駅では、環境省と連携し、地球温暖化防止のための普及啓発活動を行っています。

 

また、環境メッセージ列車「カーボン・ニュートラル・トレイン摂津市駅号」を運行し、環境保護のメッセージを発信しています。

 

レンタサイクル施設の導入

摂津市駅前には、低炭素地域づくりの一環として、レンタサイクル施設が設置されています。

この施設は、太陽光発電パネルを利用して電力を供給し、LED照明や雨水利用設備などの環境対策が施されています。

 

セコム株式会社

エコフレンドリーな車両への転換

セコムは、セキュリティサービス提供の一環として、多種多様な車両を運用しています。これらの車両を環境に優しいモデルに置き換えることで、CO2排出量を大幅に削減しました。

 

具体的には、2020年までにセコムグループが使用する全ての四輪車両を低燃費車に更新する目標を掲げています。

 

これらの低燃費車は、厳しい排出ガス基準と燃費基準を満たしています。さらに、エコ安全ドライブの実践を通じて、社員一人ひとりが環境保全に貢献しています。

 

サプライチェーンにおけるCSRの推進

セコムは、高品質なサービスと商品の提供において、サプライヤーや事業パートナーとの協力が不可欠であると認識しています。

 

そのため、サプライチェーン全体でのCSR(企業の社会的責任)の取り組みを推進しています。

これには、組織統治、公正な事業慣行、人権・労働慣行、環境問題などが含まれます。

 

セコムは「セコムグループお取引先CSR推進ガイドライン」を制定し、サプライヤーとの連携を強化しています。

 

グリーンイニシアティブとサプライチェーンの統合

セコムは、サプライチェーン全体での温室効果ガス排出量の削減にも取り組んでいます。

これには、サプライヤーとの協働、省エネ性能の追求、減量化・減容化の推進などが含まれます。

 

また、自社ビルの建替工事におけるCO2排出量をカーボンオフセットする取り組みも行っており、これらの活動を通じて、脱炭素社会の実現に貢献しています。

 

パートナーシップの強化とCSRの推進

セコムは、サプライヤーとの健全なパートナーシップを築くことで、共にCSRを推進しています。

これには、法令遵守、情報セキュリティ、人権尊重、環境保全などが含まれます。

 

セコムグループの海外法人も、各国の法令遵守や賄賂の禁止、安全衛生管理などに関する研修を行っています。

 

まとめ

 

今回は日本企業によるカーボンニュートラルへの取り組みとその重要性を掘り下げました。

 

これらの企業がどのように環境保全と経済成長の両立を目指しているか。具体的な事例と戦略を通じて、日本企業が地球温暖化対策にどう取り組んでいるのか?

 

これらの取り組みが今後どのように進化し、私たちの生活やビジネス環境にどのような影響を与える可能性があるかについても紹介しました。

 

カーボンニュートラルは簡単なことではないですが、日本企業の先進的な取り組みは、持続可能な未来への重要な一歩と言えるでしょう。

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