あなたはサイコパスと聞いてどのようなイメージを持ちますか?
「頭の回転が速く、利己的な考えをもっている」
「猟奇的な趣味、趣向を持つ異常者」
「他者を傷つけてもなんとも思わない人」
「怖い。気持ち悪い。陰湿」
サイコパスと一概に言っても、それぞれ程度によって差がありますので実際に接している相手がサイコパスなのかどうかを判断するのは難しいと思います。
そもそもサイコパスとはどういった人を指すのでしょうか。
サイコパスは精神障害の一種である精神病質(サイコパシー)を持つ人で、精神病と健常のあいだで、精神障害者として定義されています。
ちなみに精神病質(サイコパシー)がどのような症状なのかというと表現が難しく、「その極端な性格を持つ人格がゆえに、自身や他人または社会が悩む症状に付けられた病名」という表現が使用される事もあります。
感情の一部が欠如していて、道徳心やモラルといった概念が低い上に、恐怖に対する感情が乏しいといったような表現が用いられる事が多いです。
本記事ではそんなサイコパスが人と目を合わせないのは本当なのか。またその理由について書かせて頂いていますので、ぜひ最後まで読んで頂き参考にしてください。
サイコパスは人と目を合わせないのは本当なのか
サイコパスは基本的に他人と目を合わそうとしません。
これは事実で、サイコパスの思考ではそもそも他人と目を合わせる事を必要な行動だと思っていません。
さらに言うとサイコパスは他人に興味がないので「人と話すときは目を見て話しましょう」や「目を見すぎると威圧的に見えたり、相手に悪い印象を与えたりしそうなので眉間や鼻など少し視点をずらして見よう」といった相手に対する配慮を考えることすらありません。
「目を合わせる」「目を見る」といった普段当たり前のように使用するコミュニケーションツールをサイコパスは持ち合わせていない、または必要でないという認識をもっていると事です。
なぜサイコパスは目を合わせないのか
サイコパスが他人と目を合わせない理由として、まず「他人にどう思われるか」を気にしていない事です。
人の目を見て話さないと失礼な人だといくら他人に思われても関係なく、なにも感じないので目を見る必要がありません。
さらにはサイコパスの特徴として、自分以外の不利益はまったく気にしないので、そもそも他人には興味がなく、コミュニケーションの必要性すら感じていない事もあります。
自分中心的で興味のないものは見ようとしません。
またコミュニケーションをとる必要も無い相手と判断すれば、目が合わないのは必然であると言えます。
また目を見て話すと、相手の感情がわかりやすいので相手が怒ったり悲しんだり笑っていたりする表情を掴むことができますが、サイコパスは相手の感情を意識しないので見ません。
その上、相手に自分の感情を悟られるのも嫌なので、サイコパスにとって他人と目を合わすメリットは一つもないと言えるかもしれません。
目が合う人はサイコパスではないのか
サイコパスは基本的に他人と目を合わそうとしないと上記で断言しましたが、ではサイコパス全員が目線を必ず合わせないのかというと全てが当てはまるとも限りません。
サイコパス利己的な考えを持ち、自分中心な言動をします。
損得勘定で物事を見るので自身に利益やメリットが生じないのに他人の事を気に掛ける言動をとる事はありえません。
逆にいうと、相手と目を合わせる事で自身に利益やメリットが生じるのであれば、そういったフリができるという事です。
また、息を吐くように平然と嘘をつく事ができるサイコパスは、良い人を演じる事で対象者に良い印象を与え、自身に利益やメリットが生じる状況であれば、平気で嘘をつき、相手に気に入られる行動をとります。
他に気になる言動があっても目線が合うからといって、サイコパスでないと決めつけ信じ込むのは危険な行為だという事です。
まとめ
サイコパスは他人と目を合わせないのは本当なのかを紹介させて頂きましたが、実際に相手がサイコパスなのかどうかを容易に判断できるものではないと思います。
ただ本記事のようなサイコパスの特徴が見られるようであれば、その言動を注視し、距離を置くなどして極力関りを持たない方が良いかと思います。
実際にはサイコパスが猟奇的な殺人事件を起こしたり、大きな社会問題となるような行動を起こしたりすることは稀です。
しかしながらサイコパスは根本に利己的で自分中心な考えを持っていて、感情の一部が欠如していて、他人を思いやる良心や愛情を持たない、相手の痛みを知ろうとしない人格です。
そのような精神障害を持ち、平気で人を傷つける事ができ、罪悪感を持たないサイコパスと付き合いを持ち続ける事は大変危険な行為です。
気づいた時には既に遅かったとならないように対処をしていくことが大事かと思います。