カーボンニュートラルの個人で出来る取り組みを紹介!

カーボンニュートラルの個人で出来る取り組みを紹介!

今回は、個人で出来るカーボンニュートラルの取り組みについて調査しました。

個人でカーボンニュートラルの取り組みって意味があるの?無駄じゃない?

 

そう感じる方も多いと思います。

しかし、日本の人口は世界11位です。

2022年度調査

 

日本国民一人一人で取り組むと大きな結果に繋がります。

そこで、個人で出来るカーボンニュートラルの取り組み20選を紹介いたします。

 

個人で出来るカーボンニュートラル20選

省エネ家電の使用

家電を購入する際、エネルギー消費効率の高い製品(エネルギースター認定など)を選ぶ。

家電の使用状況を見直し、必要以上に大きな容量や性能の製品を選ばない。

定期的にエネルギー消費量をチェックし、無駄な使用を減らす。

 

公共交通機関の利用

通勤、通学、買い物などで可能な限り公共交通機関を利用する。

カーシェアリングやレンタサイクルなど、個人所有ではない交通手段の利用を検討する。

遠出する際、飛行機より電車を選ぶなど、環境への影響が少ない交通手段を選ぶ。

 

徒歩や自転車の利用

日常の短距離移動には自転車や徒歩を活用する。

買い物や近隣への移動は、歩いたり自転車を使ったりして、車の使用を減らす。

安全で快適な歩行やサイクリングのための道具(リュック、快適な靴、防風・防雨ギア)を用意する。

 

省エネの照明

家庭内の電球をすべてLEDに交換する。

必要ない部屋の照明は消すなど、照明の使用を意識的に管理する。

昼間は自然光を最大限利用し、人工照明の使用を減らす。

 

節電

家を出るときや就寝時には、不要な電気機器をすべて切る。

スタンバイ電力を減らすために、使わない時は電源タップからプラグを抜く。

家庭内の温度管理に気を付け、不必要に暖房や冷房を使わない。

断熱改善

壁、屋根、床に断熱材を追加することで断熱性能を向上させます。

窓の二重窓化や断熱性の高いカーテンの使用で熱の流出入を抑えます。

隙間風を防ぐために、ドアや窓の隙間を封じるシーリング材を使用します。

 

これにより、使用電力の削減を行うことができます。

 

断熱カーテンの効果

夏場の効果

    • 断熱カーテンは、直射日光による室内の温度上昇を抑制します。
    • カーテンによって室内温度の上昇が約2~5度程度抑えられることがあります。
    • 遮光性と組み合わせた断熱カーテンを使用することで、より効果的に日光を遮断し、涼しさを保持できます。

 

冬場の効果

    • 冬場には断熱カーテンが窓からの冷気の侵入を防ぎ、室内の暖かさを保持します。
    • 室内の温度低下を約2~5度程度抑える効果が期待できます。
    • カーテンが窓に近いほど断熱効果が高まり、室内の温かい空気を逃がしにくくなります。

 

食品廃棄の削減

食事の計画を立て、必要な量だけを購入し、食品廃棄を減らします。

食品の保存方法を改善し、賞味期限内に消費するようにします。

余った食材を活用したレシピを学び、食品を無駄にしないようにします。

 

年度 総量(万トン) 事業系(万トン) 家庭系(万トン) 一人当たり(kg) 前年対比(%)
令和3年度 523 279 244 41.48 -0.19
令和2年度 522 275 247 41.33 +9.20
令和元年度 570 309 261 45.06 +5.26
平成30年度 600 324 276 47.36 +2.00
平成29年度 612 328 284 48.23 +5.07
平成28年度 643 352 291 50.59 +0.47
平成27年度 646 357 289 50.75 -3.87
平成26年度 621 339 282 48.71 +1.77
平成25年度 632 330 302 49.49 +1.58
平成24年度 642 331 312 50.23

参考情報元:環境省

 

リサイクル

プラスチック、紙、ガラス、金属などのリサイクル可能な材料を適切に分別します。

使用済みの製品をリサイクルセンターやリサイクルショップに持ち込みます。

リサイクル製品を積極的に購入し、新たな資源の消費を抑えます。

 

ちなみに2020年ごろには、リサイクル・リユース業界の市場規模が24,169億円であり、現在も数字は伸びています。

 

ただ、2016年ごろから店舗の出店が鈍化しており、スマートフォンの復旧とメルカ⚪︎、ヤフオ⚪︎などが容易に利用できる環境になり、実店舗ビジネス以外の台頭が考えられます。

 

シェアリングエコノミーの利用

カーシェアリングサービスを利用して、個人所有の車の必要性を減らします。

ツールシェアリングや図書館などを利用し、必要なアイテムを共有します。

宿泊施設の共有サービスを利用することで、新たな建設の必要性を減らします。

 

日本人の車の稼働率はです。

乗っていない時間や車一台の製造に関わる電力の削減を行うことが可能です。

 

再生エネルギーの利用

自宅の屋根に太陽光発電パネルを設置して、再生可能エネルギーを利用します。

風力や水力、地熱など、地域の特性に合った再生可能エネルギーの利用を検討します。

電力会社を変更し、再生可能エネルギーを主に使用するプロバイダーを選びます。

 

出典:国内外の再生可能エネルギーの現状と今年度の調達価格等算定委員会の論点案

 

このように日本では、再生エネルギーの普及がかなり遅れています。

節約と新しい再生エネルギーへの切り替えを国民一人一人が行うとこの比率は大きく変わってくるのではないでしょうか?

 

エコドライブ

急加速や急ブレーキを避け、なるべく一定の速度でスムーズに運転します。

無駄なアイドリングを避け、停車時にはエンジンを切る習慣をつけます。

車の定期的なメンテナンスを行い、タイヤの空気圧を適切に保ちます。

 

ECO DRIVE POINT DESCRIPTION
POINT1 自分の燃費を把握しよう
POINT2 ふんわりアクセル「eスタート」
POINT3 車間距離にゆとりをもって、加速・減速の少ない運転
POINT4 減速時は早めにアクセルを離そう
POINT5 エアコンの使用は適切に
POINT6 ムダなアイドリングはやめよう
POINT7 渋滞を避け、余裕をもって出発しよう
POINT8 タイヤの空気圧から始める点検・整備
POINT9 不要な荷物はおろそう
POINT10 走行の妨げとなる駐車はやめよう

出典情報元:COOL CHOICE

 

省エネ製品の利用

家電製品を選ぶ際にはエネルギー消費効率の良いモデルを選びます。

省エネモードを活用し、使用しないときは電源を切るなど意識的な使用を心がけます。

長期的な視点で、エネルギー効率の高い製品に投資することを検討します。

 

木製品の使用

家具や日用品を選ぶ際に、環境に優しい素材である木製品を優先して選びます。

持続可能な森林管理から得られた木材を使用した製品を選びます。

木製品のリサイクルや再利用にも注目し、長く使える品質の良い木製品を選びます。

 

カーボンニュートラルはCo2の排出量と削減で相殺する考えなので、木製品は加工の過程でのCo2の排出が削減されます。

 

節水活動

浴槽にお湯をためる代わりにシャワーを使い、使用する水の量を減らします。

水道の蛇口が使われていない時はきちんと閉め、水漏れがないか定期的に確認します。

トイレや洗濯機など、節水型の設備を導入することを検討します。

 

 

地元産の食品の消費

地域の農家市場や地元の食品店で地元産の野菜、果物、肉、乳製品を購入します。

地元の食材を使ったレストランやカフェを支持し、地域の食文化を楽しみます。

自分で家庭菜園を始めて、自家製の野菜やハーブを育て、食卓に取り入れます。

 

植樹活動

 

地域の植樹イベントやプログラムに参加し、積極的に木を植えます。

自宅の庭やコミュニティの公園で、地元の気候に適した樹木を植えます。

学校や職場で植樹キャンペーンを提案し、環境保護の意識を高めます。

 

以下の自治体では植樹や自然保護に対する取り組みが行われています。

硫酸山自然再生プロジェクト

項目 説明
活動場所 硫酸山、約20haの山林
活動概要 不毛地帯を含む山林の自然再生
活動内容 酸性硫酸塩土壌の改善、在来森林の植栽、環境教育、イベント運営
成果と展望 自然再生技術の確立、若齢森林の成立、地域への発信
参加者と支援者 地元住民、NPO団体、学生、教師、WWOOF参加者

わたらせ薪倶楽部

項目 説明
活動場所 群馬県みどり市、約3.2haの広葉樹林
活動概要 森林資源の持続可能な利用と活用
活動内容 伐採、搬出、除伐、薪づくり、教育・研修活動
成果と展望 里山林の保全、循環型エネルギー活用、薪の販売
参加者と支援者 薪ストーブ愛好家、地元住民、公務員、教職員、会社員

里山むつみ隊

項目 説明
活動場所 千葉県八千代市、複数の森林と竹林
活動概要 里山の保全と整備、生物多様性の保全
活動内容 除間伐、植樹、倒木処理、ササの下刈り、教育活動
成果と展望 野草の復活、生物多様性の向上、教育利用
参加者と支援者 修了生、地元住民、学生、教師

参考情報元:平成 29 年度 森林・山村多面的機能発揮対策交付金 

 

 

温度設定の最適化

夏は冷房を28度、冬は暖房を20度程度に設定し、適切な温度を保ちます。

省エネ型のサーモスタットを使用し、不在時のエネルギー消費を抑えます。

断熱材や厚手のカーテンで断熱効果を高め、温度調整に頼り過ぎないようにします。

 

仮に夏場、冬場のエアコンの使用温度を以下のように変更するだけでも

電力使用量、そのための電力の生産、Co2の排出を抑えることができます。

 

温度設定 エネルギー消費量 (kgの石油換算)
夏: 28°C, 冬: 20°C 3,429.0 kg
夏: 26°C, 冬: 22°C 3,771.9 kg
夏: 24°C, 冬: 24°C 4,114.8 kg

(おおよその数字から仮説のデータになります。)

 

全国民がエアコンの温度を2℃変えるだけで、電力使用量が10%の電力を削減することができます。

 

環境教育

環境問題に関する本や資料を読み、知識を深めます。

地域コミュニティや学校で環境教育イベントやワークショップを開催するなどで、個人の意識を高めることができます。

 

環境省では『環境教育教材「みんなで変える地球の未来~脱炭素社会をつくるために~」』では、学年別の教育動画も紹介されています。

 

コンポスト化

小型のコンポストビンを家庭内に設置し、生ごみ(野菜の皮、果物の残り、コーヒーのかすなど)を日々追加します。

コンポストには炭素源(枯れ葉、新聞紙など)と窒素源(生ごみなど)をバランス良く混ぜ合わせます。

定期的にコンポストビンをかき混ぜて酸素を供給し、発酵を助けます。

熟成したコンポストは、庭の植物や家庭菜園の肥料として使用します。

 

プロセス 内容
有機ごみの収集 家庭の生ごみや公園の剪定枝葉などの有機性廃棄物の収集
微生物による分解 収集した有機ごみを特定の発酵菌ではなく、現地で入手可能な発酵菌を用いて自然発酵
堆肥化の完成 通気性と水分を調整しながら短時間で有機分を分解し、堆肥化
利用と普及 コミュニティーでの生ごみ堆肥化や資源化物の分別促進、環境教育に利用

情報参考元:生ゴミコンポスト

 

環境に優しいファッション

オーガニック素材や再生可能な素材を使用した衣類を選びます。

長持ちし、環境に優しい製造プロセスで作られた衣類を選択します。

ファッションアイテムの再利用やリサイクルを行い、不必要な消費を減らします。

 

項目 数値
家庭の年間衣類支出(2020年) 37,149円
家庭の年間衣類支出(2019年) 46,709円
年間衣類廃棄量 約48万トン
年間購入衣類数(一人当たり) 約18点
年間廃棄衣類数(一人当たり) 約12点

 

日本人は海外から見ても男性のファッションに対する意識が高いです。

そのため、排気量も他の先進国より高い傾向があります。

 

カーボンニュートラルはその国で消費されるCo2の排出量が関係していますが、国民1人が服の購入を年間2点減らすだけでも、製造にかかるCo2の排出量、廃棄にかかるCo2の排出量を大きく減らすことが可能です。

 

まとめ

カーボンニュートラルへの道のりは、個々の小さな選択と行動によって形成されます。

 

日常の移動手段の見直しから、エネルギー使用の効率化、持続可能な消費、廃棄物の削減、そして自然との共生に至るまで、私たちの生活のあらゆる側面には、地球にやさしい選択肢が存在します。

 

今回紹介した取り組みを実践することで、私たちは環境への影響を減らし、持続可能な未来を築くための重要な役割を果たすことができます。

 

カーボンニュートラルを目指す旅は、一人ひとりの小さな一歩から始まります。この旅に参加し、地球の健康を守るために、私たち一人一人ができることを始めましょう。

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