ここ数年、抗菌・抗ウイルス市場は急速に拡大し、それに比例して様々な技術が誕生しています。
本記事では、S.K.Y.QUEST社が開発した、クオリティとコスパが強みの光触媒による抗ウイルスコーティング剤「スカイユニコート」について解説していきます。
急速に高まった抗菌・抗ウイルスコーティング需要
アリゾナ大学のチャールズ・ガーバ教授が、2014年、対細菌物質と化学療法の学際シンポジウムにて発表した「ウイルスの繁殖」に関する実験データは、ウイルスの繁殖がいかに活発であるかを物語っています。
80人が勤務するオフィスビル入り口のドアに、疑似ウイルス(人体には影響のないように作られたウイルスで、通常の風邪や胃腸炎を起こすウイルスと似たもの)を付着させたところ、人が手でよく触る電子レンジスイッチや冷蔵庫のハンドルなどで多く検出。4時間以内に50%以上の社員の手からウイルスを検出され、結果的に70%を超えただけでなく、手の届かない天井からも検出されました。
2020年以降の新型コロナウイルスの感染拡大は世界中で猛威を振るいました。この未だかつて遭遇したことのない、特効薬もない新種のウイルスに遭遇した私たちは、危機的な状況にさらされました。そこで抗菌・抗ウイルスコーティングが注目されるようになったのです。
光触媒による抗菌・抗ウイルスコーティングとは
先述したアリゾナ大学の実験では、人間同士の個人的な接触がなくてもオフィスには日々ウイルスが拡大していると分かりました。
感染対策の方法としてはさまざまなものがあるものの、新型コロナウイルスの猛威においては、下記の課題が残りました。
・多くの人が触れる場所では感染を防ぐのが難しい
・頻繁に消毒する必要がある
・消毒をする人の加減により滅菌が不完全になる
対して、コロナ禍で注目を浴びたのが、光触媒による抗菌・抗ウイルスコーティングです。
光触媒とは、太陽光や蛍光灯などの光が当たった際にその表面で発生する強力な酸化力を指す物質の総称で、光触媒を対象物に塗布することで細菌や有機化合物など有害物質を防止・除去してくれます。
また、光触媒による抗ウイルスコーティングは、防カビ・空気清浄・汚れ防止といった効果も発揮可能です。ウイルスの種類を限定せずに酸化・分解させることができるため、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスや各種感染症なども同時に防ぐことができます。
これまで抗菌・抗ウイルスコーティングに使用されることの多かった銀イオンやプラチナに代わる、次世代のコーティング技術として注目されています。
光触媒による抗ウイルスコーティング剤で存在感を示す企業
抗菌・抗ウイルスコーティングの分野で近年プレゼンスを示している企業が、ナスクナノテクノロジー株式会社とS.K.Y.QUEST(スカイクエスト)株式会社です。
ナスクナノテクノロジー株式会社の概要
ナスクナノテクノロジー社は、国際基準最高峰のセキュリティ企業であるナスクインターナショナル株式会社の関連会社であり、世界トップレベルの光触媒技術の開発・製造を手掛ける会社です。
1/1,000,000,000mの微細な物質の構造を駆使して新しい機能や性質を生み出す技術がナノテクノロジーであり、ナスクナノテクノロジー社はまさに当技術の先駆者です。
また、抗ウイルスコーティング事業では、「メディカルナノコート」が、2009年の新型インフルエンザ流行時に抗ウイルスコーティングとして国際空港に初めて採用されました。
S.K.YQUEST株式会社の概要
スカイクエスト社もまた、抗ウイルスコーティングの第一人者であるとして認知されています。
「日本から世界へ、人々の健康を守る事を目的とした世界一の集団を創る」というミッションのもと、ナノコーティング事業をはじめ、システム開発やコンサルティング事業を手掛けます。
2社が提携することでアースプロジェクトが実現
スカイクエスト社はナスクナノテクノロジー社と業務提携を行い「人々の健康を守り、安心安全を提供する」ためのプロジェクトを始動しました。「nasc × S.K.Y.QUEST Earth Project」、通称「アースプロジェクト」です。
業務提携が実現したことにより、
・オペレーションロスの削減
・コストカットによる適切な価格での提供
・施工済シールの掲載
などを可能とし、今まで以上に質の高いナノコーティング技術が提供可能となり、光触媒による抗ウイルスコーティング剤のパイオニアとして、業界からは認知されています。
従来のコーティング剤を凌駕する「スカイユニコート」
スカイクエスト社は、さらに高品質なコーティング剤を提供するために、ナノ技術を使ったコーティングならびにバインダー(結合剤)研究の第一人者である島田誠之氏の研究開発した高機能バインダーを取り入れた光触媒による抗ウイルスコーティング剤「スカイユニコート」をリリースしました。
従来の光触媒抗ウイルスコーティングと比べた際にいかに差別化されているか、下記の図表を見ていただくと明確にお分かりいただけると思います。
光が少ない屋内・暗所でも使用が可能
スカイユニコートはLED照明の光でも光触媒が反応。プラチナ、セレン、モリブデン等の成分が配合されているため多量の光源が確保できない低照度の屋内、なんと暗所でも光触媒効果が得られます。
塗布する素材に優しい
有機溶剤は溶解・抽出・洗浄などに用いられる有機化合物の総称で、主に、他の物質を溶かす性質があります。
スカイユニコートは、他の一般的な光触媒による抗ウイルスコーティング剤に用いられることもある有機溶剤を使用していません。したがって、対象物を傷めることのない素材に優しいコーティングです。
また、従来のコーティング剤は、塗布すると白くなることもあり、濃色や透明の素材などで意匠性が損なわれることがありました。スカイユニコートではそのような心配がありません。
清潔な環境を維持
抗菌・抗ウイルスだけでなく、シックハウス症候群を防ぐ「防汚機能」や、生活環境から発生する悪臭を防げる「消臭機能」も備えています。衛生面も向上する点では、他の抗菌・抗ウイルスコーティング剤にはない付加価値といえるでしょう。
チタンフリーで人体に完全無害
光触媒に使用されることの多い「酸化チタン」は、近年健康に害を与える物質として認知されつつあり、危険性が高いといえます。
一方で、スカイユニコートは代わりに酸化タングステンを使用したチタンフリー。
酸化タングステンを使用したスカイユニコートは万が一体内に入っても問題ないため、人体に無害の光触媒による抗ウイルスコーティング剤です。
高い持続性と密着性
光触媒による抗ウイルスコーティング剤には、接着剤のような役割を果たすバインダーが使われる場合と、そうでない場合があります。また、バインダーの性能によっても密着性は大きく異なり、壁、ドアノブ、水回りなどでは効果が安定しないことが多々ありました。
一方スカイユニコートは、前述の島田氏が研究開発した特殊シリカを含んだ無機バインダーにより密着性が極めて高く、場所を選ばず効果を発揮。さらにその効果は3年間持続します。
即効性の高さ
通常、乾かないと光触媒が反応せず、塗布して翌日まで時間をかけないと効果を発揮しない抗ウイルスコーティング剤がほとんどです。
一方、スカイユニコートは、乾燥前に反応を開始するタイプのため、たったの10秒程度で反応がスタート。したがって、感染拡大を限りなく最小に抑えることが可能です。
安心の国産コーティング・特許取得
安心安全の国産コーティング「スカイユニコート」は、全国20以上の大学や研究機関で、人体に影響がないことを実証されています。
また、下記の特許も取得しています。
ビルメンテナンス業界にとってのメリット
持続性や即効性の面で優れているスカイユニコートを利用することで、ビルメンテナンス業界にはメリットがあります。
強力なバインダーにより、持続性が約3年。持続性がぐんと上がることで施工頻度を減らすことができます。このことは、結果的に人件費や、施工のための材料にかける経費の削減につながります。
「ここのビルは抗菌をしています」というステッカーがよく街中や施設で貼られていますが、見るとホッとしますよね。ビルに来た人や、ビルで働く人を菌やウイルスから守り、安心を届けることができれば、結果的にそのビルを管理するビルメン企業が信頼を得ることができるのではないでしょうか。
その施工が、光触媒による抗ウイルスコーティングによるものであれば、言うことなしです。ぜひこの機会にスカイユニコートの効果を肌で感じてみてください!
【記事を作成する際に参考にしたサイト】
https://s-k-y-quest.com/
https://nasc-nano.com/
http://www.photocatalyst.co.jp/toha/toha.htm
https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=21345
https://www.coatingmedia.com/online/a/eu.html
問い合わせ先
S.K.Y.QUEST (スカイクエスト)株式会社
〒106-0044
東京都港区東麻布1丁目27番8号 関東厨房機器会館5F
TEL:03-4363-6155
URL:https://s-k-y-quest.com/
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Builpo イプロス特設サイト(S.K.Y.QUEST)
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