スタッフ負担軽減と日常清掃の効率化を実現!
「RULO Biz」が支える平田歯科クリニックの快適空間づくり
2023年に奈良県の大和郡山で開院した平田歯科クリニックは、地域に根ざし「住民一人ひとりを一生涯見守り続けていける場所」を目指す歯科医院です。
温かみのあるフローリングや元気が出るようなオレンジやグリーンの差し色など、訪れる人が安心して治療を受けられるような配慮が随所に感じられます。
開院からしばらく経ち、平田清剛院長は、院内の清潔をより効率的に保つ方法について模索する中で、業務用のロボット掃除機『RULO Biz』を導入しました。スタッフが診療に集中できる環境づくり、患者様に清潔な空間を提供するため環境づくりを支える『RULO Biz』を平田院長へのインタビューをもとにご紹介します。
導入の背景と課題
平田歯科クリニックは、2023年3月に奈良県大和郡山に開院した新しい歯科医院です。
院長の平田清剛さんと副院長の麻侑さん夫妻が、地域の人々が「生涯通える場所」にすべく日々、診療にあたっています。

「来て、元気になって帰っていただける」がクリニックのコンセプトとなっており、雰囲気は明るく開放的。待合室、洗面スペースを広めに取ることでゆったり落ち着いて過ごせるような設計がされています。
診察して悪い所を治療して終わりではなく、地域の皆さんとじっくり向き合いたいという思いから住宅地内に開院。ご高齢の患者様が4割を占めていますが、小さなお子さんと親御さんが一緒に来院するなど家族連れの患者様も多く、幅広い年代層が訪れます。そこで高齢者の義歯治療、小児の歯科矯正とさまざまなニーズに応える診療を提供しています。
そんなクリニックの課題となっていたのが、日々の清掃作業です。平田院長は少ないスタッフで清潔な環境を保つことに苦労していました。開業間もないため、多くのスタッフを雇うわけにもいきません。

毎朝の掃除はスタッフが20分ほどかけて対応していたものの、「他の業務に追われて清掃に時間を割くのが難しい」というのが現状でした。特に床掃除は診療準備と並行する必要があり、粉塵や小さなゴミがクリニック特有の設備の隙間などに溜まるため、見落としやすく、スタッフにとって負担が大きかったといいます。
そんな折、平田夫妻と以前から親交のあった、歯科専門に清掃業務を行うケイズクリーンの西川さんから『RULO Biz』の提案がありました。
導入の決め手は
ケイズクリーン代表の西川さんは、歯科専門の清掃業者です。他の清掃業者と異なり、3か月に1回の定期清掃業務だけでなくクリニックの日常清掃や衛生管理など美観の維持・衛生環境の維持という観点から歯科医院をサポートをしています。

西川さんは「すでに多くのクリニックで他社の清掃ロボットが使用されていますが、ランダムに走行するロボットだと同じ場所をだけ繰り返し走行をしていて清掃が不十分になる場合があります。
マップ管理が行え、指定したエリア内をもれなく清掃でき、完了率もほぼ100%と非常に優秀です」と『RULO Biz』を高く評価します。
「これまで清掃ロボットについて便利だろうなとは思っていたのですが、自宅でも使ったことがなかったので、どんなものかよくわかっていませんでした。最初にデモで動かした時にかなりほこりが取れて、これはすごいと感心しました。毎日院内の掃除機掛けをしていましたが、実はこれだけのゴミが取れていなかったのだなと気づかされました」と平田院長も驚いた様子。
西川さんから「掃除に時間を取られずに済むので、診療準備に集中できますよ」と聞いたことも後押しとなり、『RULO Biz』を導入する決断に至ったといいます。
実際にどのように運用しているのか
平田歯科クリニックでは夜と昼、1日2回『RULO Biz』が稼働するように設定しています。
清掃スケジュールは専用のウェブサイトから設定することができますが、時間がくると自動的に動き出すため、毎日指示するなどの操作は必要ありません。

昼は診療と診療の間にあたる昼休みの時間帯を利用し、患者様が過ごす待合室と診察室を重点的に30分ほど清掃。夜間は診療が終わった後に1時間ほどかけてクリニック全体、約75㎡をくまなく掃除することで、朝も昼も診察開始時にはきれいな状態で患者様を迎えられるようになりました。
「清掃前には診察台周辺のキャビネットやイス、小さな機器類は一箇所にまとめ『RULO Biz』が通れるスペースを確保するようにしています」

平田院長が語るこうした工夫によって、ロボットが隅々まで走行しやすくなり、さらなる効率化も図っています。
必要なメンテナンスとしては毎朝スタッフがダストボックスにたまったゴミを捨て、ブラシ清掃を行いますが、これらは5分もかからないわずかな時間で済みます。また、『RULO Biz』は清掃を終えると自動的に充電ドッグに戻るため、充電切れの心配もなく、管理の手間もほとんどかからないとのことです。

導入によって変わった点
これまで診療開始前に20分かけて行っていた清掃作業は『RULO Biz』導入後、5分程度に短縮できました。『RULO Biz』が通れない所は決まっているため、だいたいどこにゴミがたまりやすいかの傾向を掴めるようになり、その部分だけスティッククリーナーでさっと吸う、モップでかき出すなど、人の手で行う清掃もぐんと楽に。
清掃作業が効率化されたことで、スタッフも業務に余裕を持てるようになり、以前よりもリラックスした雰囲気が生まれているとのこと。
特に効果を感じたのは、清掃のクオリティです。歯科医院では、診療の際に出る微細な粉塵やプラスチック片、金属くずなど、目には見えにくいゴミが発生します。これらは以前のスタッフによる掃除機掛けでは取り切れませんでしたが、『RULO Biz』では微細な粉塵やゴミもしっかりと吸い取られているのがわかります。
「清掃の仕上がりは満足いくもので、スタッフも楽になってよかったと喜んでいます。導入前より院内は明るく、きれいになったと感じています」と平田院長は笑顔を浮かべます。

同等のクオリティの清掃を人の作業で実現するとなると相当な時間がかかることが予想されます。その分の残業や早出を考えればコストメリットも十分にあると平田院長は話します。
また、これまでの清掃では掃除機を引きずるように作業していたため、診療台や機器、壁の角にぶつかって小さな傷がついてしまうことがありましたが『RULO Biz』の導入によって、こうした心配もなくなりました。

今後の展望について
「このクリニックでは念のため、夜間の稼働時に発報しないよう『RULO Biz』が清掃を終えるタイミングで機械警備をかけるようにしています。もう少し早く作業を終わらせてくれるとセキュリティ面も改善できて安心ですね」と今後のバージョンアップに期待を寄せる平田院長。
パナソニックではこうしたユーザーの声を受け、『RULO Biz』のバージョンアップを続けています。2024年10月にはソフトウェアが更新され、目印が少ない空間でもスムーズに走行できるようになったほか、これまでマップ作成には専用の機器が必要だったものがスマートフォンアプリでできるようになるなど、さらに利便性が向上しています。
今回のバージョンアップの影響もあり、導入から2か月経過した今でも清掃完了率は100%を維持しています。

「朝には床掃除の大半が終わっていて、きれいな状態が基本になると、少しの汚れでも気になるようになります。ため込んで大変な掃除にならないよう日々心掛けていきたいですね」と今後の抱負を語る平田院長。
これからも「RULO Biz」を日常的な清掃に活用しながら、クリニックの清潔さを維持し続けることで、患者様にとって居心地の良い空間を提供していく考えだ。
■導入現場紹介
近鉄郡山駅から徒歩10分。ともに大阪大学大学院などで補綴を専門に研鑽を積んできた平田清剛院長と妻の平田麻侑副院長が2023年に開院。一人一人にあった治療を提案、健康な口腔内環境が生涯続くよう努めている。
・住所 〒639-1007 奈良県大和郡山市南郡山町472-1
・URL https://hirata-dent.jp/
お掃除を通じて歯科業界に貢献するをモットーに院内の美観維持・衛生管理ほか、歯科医院のお困りごとをトータルサポート。歯科医院のクリーニング実績は年1,000回に及ぶ。
・住所 〒587-0061 大阪府堺市美原区今井248-3
・URL https://keizu-clean.co.jp/
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