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ビルメンの仕事はなくなる!?なくならないものや『清掃・設備・警備』をわかりやすく解説

ビルメンの仕事はなくなる!?なくならないものや『清掃・設備・警備』をわかりやすく解説

「ビルメンの仕事は将来なくなるの?」「清掃、設備、警備など、どんな仕事が残るの?」そう思う方もいるのではないでしょうか。

実は、ビルメンテナンス業界は一昨年末のデジタル庁が発表した『アナログ規制』により大きく変化しようとしています。

 

今回は、ビルメンテナンス業界の将来性、特に清掃、設備、警備といった分野で必要とされるスキルや業務内容について、わかりやすく解説していきたいと思います。

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ビルメンの『清掃』『設備』『警備』とは

ビル管理業界では、建物の維持・運営に必要な様々な業務があります、大きく分類すると『清掃』『設備』『警備』の3つです。

これらはビルの日常運営に欠かせない基本的な業務です。

 

清掃

ビル内外の美観を保ち、衛生的な環境を維持するために行われます。

内部清掃には、床や窓、トイレといった日々の清掃から、定期的なワックスがけやカーペットのクリーニングなど、さまざまな作業があります。

 

また、外部清掃では、外壁や窓ガラスの洗浄、屋上や建物周辺の整備が含まれます。

これらの作業を通じて、ビルを美しく保つと同時に、利用者が快適に過ごせるように努めます。

 

設備管理

ビルの機能を支える電気、空調、給排水、消防といった様々な機械設備の維持・運営を行います。

これには、設備の定期点検や保守メンテナンス、故障時の修理などが含まれ、ビルが日常的に快適な環境を提供し続けられるようサポートします。

また、エネルギー効率の向上や環境配慮など、持続可能な運営に向けた取り組みも重要な役割を担います。

 

警備業務

ビルの安全とセキュリティを確保するためのものです。入退館管理や監視カメラの監視、巡回パトロール、緊急時の対応などを行い、不審者の侵入防止や盗難防止、ビル利用者や訪問者の安全を守ります。

 

また、火災や災害発生時の初期対応も警備員の重要な任務であり、迅速かつ的確な行動が求められます。

 

これらの業務は、ビルを利用するすべての人々が安心して快適に過ごせるための基盤となります。

 

 

 

ビルメンでなくなる仕事

ビルメン業務では『清掃』『設備』『警備』の3つに分類されます。

すでに、無くなっている仕事や、なくなる仕事、なくなる可能性がある仕事について紹介します。

 

ビルメン『清掃』でなくなる仕事

ビルメンの清掃分野でなくなる仕事は『床清掃』の8割がロボットに置き換えられると言われています。

たまに、ダイソーなどで清掃ロボットが走っているのを見かけたことがある方もいらっしゃると思います。

 

この、少し大きめのロボットは中型ロボットと言われており大きなスペースの床清掃に使用されています。

しかし、このサイズのロボットでは細かな部分での清掃を行うことができないため、小型のロボット(ルンバみたいなサイズ)のロボットと合わせて使用されています。

 

はじめに8割の床清掃がなくなるとお伝えしましたが、残りの2割が『床清掃のキワ』『階段』『什器の下』『その他、動かさないと清掃ができない部分』になります。

 

清掃ロボットで掃除できない部分

清掃ロボットが対応できない部分としては、窓ガラス、扉、手摺り、エレベータ内外、など多くの場所がロボットでは対応できないため、清掃分野のビルメンの仕事はまだまだ、なくなることがないと言われています。

 

清掃分野で今後なくなる可能性がある仕事

今後、なくなる可能でいのある仕事としては『ゴミの搬出』がロボットで行われる可能性があります。

ただし、問題として

 

・現在の搬出用ロボットとエレベーターの連携の費用

・施設利用者用と運搬搬出用のエレベーターが分けられているか

・施設利用者用のエレベーターを搬出用ロボットが使用する場合のルール

 

この辺りが現在の課題となっています。

特に、ゴミの搬出用ロボットが施設利用者用のエレベーターを使用する場合

 

・人がいる中でロボットはどこに乗るのか?

・途中のフロアで止まった時に利用者の邪魔にならないように、一度出てから乗るのか?

 

など、細かなルールが必要となるため、実用化はもう少し先と言われています。

 

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ビルメン『設備』でなくなる仕事

ビルメンの設備でなくなると言われている仕事は、常駐点検整備の仕事がなくなると言われています。

特に、2022年の11月にデジタル庁から発表された『アナログ規制』により、今までは

 

『人の目視で点検を行わなければいけない』

『センサーやカメラを用いても可能』

 

というように法規制が変わりました。

この常駐設備点検は、決められた時間に、ビルの巡回を行います。

 

冷熱源から空調、各種機械説にを中心に保守点検を行い、事故の予防保全に努めます。

しかし、設備員は異常がわかった時点で、問題の箇所の業者に連絡することが業務のため、設備員が修理を行うわけではありません。

 

アナログ規制により

今まで:異常→設備員が感知→修理会社

これから:異常→センサーカメラが検知→自動で修理、管理業者に連絡

 

このように、目視で確認を行なっていたものの代わりにAIカメラやセンサーが自動で感知して破損する前に対応できるようになります。

 

 

 

ビルメン『警備』でなくなる仕事

実はビルメンの警備の仕事はすでに機械警備に置き換わっている施設もあります。

 

現在の常駐警備は施設に常駐し概ね監視カメラのチェックを行い、現場や時間帯によっては立哨警備(入口に立つやつ)、と巡回警備(施設を歩いて回る)も行いますが、基本モニターを見ているだけの施設もあります。

 

また、現在のAIカメラでは問題の起こしそうな人物の挙動を判断し、チェックすることができるようになっており、人の目でモニターを監視するよりも、AIカメラの方が精度が高くなってきています。

 

このことからも、警備の仕事はすでになくなってきていると言えます。

 

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まとめ

ビルメンテナンス業界は、デジタル庁が発表した『アナログ規制』により、設備管理における人の目視点検からセンサーやカメラを用いた自動化へとシフトしています。

 

この変化により、設備点検の常駐業務が大幅に減少する可能性があります。

 

しかし、清掃や警備に関しては、完全な自動化には至っておらず、人の手が求められる状況がまだまだ多くあります。

 

特に清掃業務は、ロボットでは対応できない細かな作業が残っています。

 

結論として、ビルメンテナンス業界では『清掃』『設備』『警備』の各業務において、技術の進化に伴う役割の変化や新たなスキルの必要性が生まれています。

 

デジタル化が進む中でも、人の手による細やかなサービスや、緊急時の対応力など、人間にしかできない業務は残り続けるでしょう。

 

今後もビルメンテナンス業界は、技術の進化を取り入れつつ、その中で人間が担うべき役割を模索し続ける必要があります。

 

 

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