今回は、2023年2月2日にイギリスのロンドンで起きた賃上げストライキについて紹介します。
今までにイギリスでは2022年に複数回賃上げのストライキが起きています。
なぜ、こんなにもストライキが起きるのでしょうか?
また、日本ではなぜ起きていないかについても紹介します。
2022年のイギリスのストライキの状況
昨年イギリスでは以下の業種でストライキが起きました。
①電車
②バス運転手
③ヒースロー空港職員
③空港移民局職員
④救急車隊員
⑤看護師
⑥郵便局職員
⑦教師
⑧運転免許試験官
職種から見て、主に公務員がストライキを起こしています。
今月2月1日のストライキが過去10年で最大規模のものでした。
なんと参加者は
『50万人』
出典:TBS NEWS DIG
この影響で大英博物館も休館となりました。
日本の大学生
「ショックですね、すごく楽しみにしていたので。今日(旅行の)最終日なんで」との言葉もありました。
出典:TBS NEWS DIG
「ミイラ見たかったので本当に残念やなと思います」
このように、日本からイギリスに行った学生たちもタイミングが悪く、大英博物館に入れなかったようです。
ただ、イギリスのミイラはストライキ以外でも見れない時はあります。
それが出張です。
私が、大英博物館に行ったときは、ミイラは出張中だったので見れませんでした。
2023年2月のストライキの原因
原因は長期間に及ぶ物価上昇によって、それに伴う賃上げを求めてストライキが起きていました。
それもそのはず、4ヶ月連続で10%を超えるインフレが起きたことでそれに伴う、賃上げを求めたものです。
これは当然ですよね、いきなり昨年よりも物価が10%上がったのに給料が変わらないと生活することが厳しくなりますよね。
そして、前回紹介した。
この時に、年間の電気代が80%UPとなっています。
仮に月15000円の電気代を支払っている方だと
27000円になる計算になります。
なぜこんな状況なのか?
というところですが、皆さんがご存知のように
『コロナ』
『ウクライナ戦争』
この二つの出来事が合わさり、イギリスでは急激なインフレが起きました。
日本は、経済成長が伸び悩んでいたこともありますが、それでも2021年〜2022年の間で2%物価が上昇しています。
現在日本でも急激に電気代が高騰したことで、政府からの補助が出ている世帯もあります。
コロナが終わってようやく、止まっていた経済が動き出すと思った矢先にウクライナ戦争が始まったことで、世界的にエネルギー不足の問題が起きているのが現状です。
やはり、資源国からすれば、エネルギー不足になることはないですが、エネルギーの供給を他国に依存しなければいけない国からすると、生命線を握られてしまっているので、今の状況はかなり厳しい状況ですね。
日本でストライキは起きないのか?
世界的に見て大人しいと思われがちな、わたしたち日本人ですが、このまま物価上昇が続き、電気代が高騰しても何も起きないのか気になりますね。
なので、過去に日本で起きたストライキについて少し紹介いたします。
日本では、国家公務員法第98条や地方公務員法第37条の規定により公務員のストライキが禁じられているが、逆に公務員のストライキが認められている国も多い。
フランス[4]やイタリア、アメリカ合衆国[5]では公務員や教師のストライキ、ドイツでは軍人のストライキがあり(労働組合的性格を持つ団体「連邦軍協会」がある)、公務員ではないが弁護士や医師がストライキを起こすこともある。
イギリスでは消防士らのストライキが行われることがあるが、このような場合には軍などが消防活動を代行する[6]。
アメリカでは警察官(巡査や事務官)がストを打つ事があり(警察の労働組合「警察官協会」がある)、このような場合は巡査部長級以上の管理職が第一線に出る。
なお、電力・水道・ガス・ごみ収集などのライフライン関連について、日本ではストライキが顕在化した例はほとんどない。
しかし、1970年代のイギリス、2000年代のイタリアなどでは起きた例がある。この場合、ストライキによる社会への負担は計り知れないものがある。
出典:Wikipedia
そもそも、日本では公務員のストライキは禁止されています。
あとは、今回のヨーロッパ圏で起きているような、電気代の高騰によるストライキに関しても日本では起きていないようです。
この辺りは、日本人の気質がわかりやすく出ているような気がしますね。
最大規模のストライキについての情報は出てこなかったのですが、日本で1番ストライキが多く起きていた時期が
オイル・ショック後の不況によって、年間でストライキが起きた数が最大となっています。
オイル・ショック後、企業による人員整理が頻発したことでストライキの件数が増加し、
半日以上のストライキ件数が5197件、行為参加人員数が362万283人に達したのが
1974年でした。
因みに、オイルショックの時のイメージは『トイレットペーパー』と思いますが。
当時の首相が『紙の節約』を解いたときに、噂が広がりいつの間にか『トイレットペーパー』がなくなるとなりました。
その後、パニックは飛び火し、洗剤、砂糖が売り切れ人が殺到した売り場では子供が迷子になるという、混沌とした状態でした。(余談)
まとめ
今回は、昨日起きたイギリスの大規模ストライキについて紹介しました。
日本でも電気代が今後上がることが予想されています。
それを打開するための再生エネルギーの一つの
メタネーションにも期待したいところですが、こちらもまだまだ実用には時間がかかりそうです。
そこで、今すべき取り組みは、新しいものが出来るまでの間、今使用している電力をいかに減らすのか?
ということではないでしょうか?
そのための取り組みをおこなっているのが私たちビルポになります。
まずは今あるのもを見直してみませんか??